読書感想

超おすすめ書籍!「学力」の経済学

投稿日:30/08/2015 更新日:

久しぶりにお金を払っても読んでよかったと思える本を紹介します。

データを元にした育児書がなかった

わたしは子どもが生まれる前に、子育てに関する本を読みあさりました。
初めて子育てするにあたって、経験のない私が効率的に子どもにどう子育てや
教育(勉強も含む)をやったらいいのか、自分で指標を持ちたかったからです。

でも、ほとんどの教育本や子育て本は、その著者の経験という主観が元になって構成されており、
私が大好きな(?)データによる理由は殆どありませんでした。
なので、心の何処かで違和感を感じておりました。

「こいつの子どもにはこの方法がいいかもしれないが、うちの子には効果があるのか」
「こいつの子どもの頭はいいかもしれんが、社会に出てからはどうなんだ」等
データによる裏付けがなく、ただの経験をもとに良いとされる子育て方法論に
どれぐらいの意味があるのか分からなかったからです。

そして、他の親御さん達のやり方と自分の方法が違う時に、
「本当に自分のやり方であっているのか?」と自問自答することも
多々ありました。(が、大概の場合ブレずに貫き通してますが・・・苦笑)

そのあやふやだった教育本の世界に、一石を投じたのがこの本。
中室牧子さんの「学力」の経済学です。


思い込みではなく、論理的に子育てが可能に!

「ゲームは子どもに悪影響なのか」
「ご褒美で子供を釣ってもいいのか」
「早い時期の英才教育に意味があるのか」
「勉強は本当にそんなに大切なのか」
等、私が知りたかったことの答えを出してくれました。

ここで、全部この結論を言うと、営業妨害になると思うので
私のやり方で一番不安だった点を解消してくれた1つを紹介します。

幼児教育に学力上の意味はなし。しつけのほうが重要

ゼニー簿では経済的な理由もあって、子供が小さいうちの幼児教育には
お金をかけてきませんでした。
「小さいうちはお金の貯め時、外で友達と遊んでろ」が方針。(笑
とはいえ、小さいうちから英才教育をやっている人を見ると、
少し不安にはなっていました。

しかしながら、この本では幼児教育は学力上意味が無いことを
データを用いて証明してくれています。
IQが年齢とともにどのように変化したのかを追っていくと、
教育を受けた人と受けてない人では少額校入学前にはそれなりに差が
あったものの、小学校入学とともに小さくなり、ついに8歳前後で
差がなくなったということが実証されています。

ただし、教育を受けた子供達は大人になって、
受けてない子供よりも所得が高く、持ち家率も高く、逮捕歴も少ない
高校卒業率も高いということが分かっています。

これは、教育を受けた子たちの「非認知能力」が長期的に人生に
影響を及ぼしているということでした。

ここで言う「非認知能力」で重要なものとして、「自制心」や「やり抜く力」を
指していて、いわゆる「しつけ」が大切だということでした。

ああ、よかった。無駄にお金かけないで。(爆
しつけについては人並みに(人には厳しいと言われてますが。笑)やってきているので
ひとまず安心でした。

とまぁ、とにかく子供がいる人は必ず読んでみて欲しい本です。
1,600円もしますが、疑問点が明確になったという点で全然惜しくない本でした。
子供がいる方なら、読んで損はないと思います。

 

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