今回は団地のひどい結露に悩まされて4年目!
ついに購入した結露防止ヒーター「森永エンジニアリング ウィンドラジエターWR-1219」の効果を徹底検証いたします。
ゼニー簿の失敗経験を活かして、上手に結露防止に役立ててください。
はじめに:団地の結露のすごさについて
団地住まいの方の共通の悩みと思わる「結露のすごさ」。
ひどい家だとカーテンがカビカビになるらしく、毎日寒い朝に結露した窓を拭き取ることが団地住まいの冬の大仕事になります。
それぐらい団地は結露がすごいんです!!!
朝はいつもこんな感じです。
当然のように、窓の桟には水が溜まります。
↓これはまだマシなほうデス。
それだけではなく、こんな部分にも水が貯まってしまいます。
団地は鉄筋コンクリート造りで意外と暖かいのにアルミサッシの古い窓のため(遮断性が低い)ことで、結露がひどくなるようです。
引越してきた当初から、この窓枠のゴムの部分がカビていました。(←取れない)
たぶん歴代の住人たちも、冬は結露と長い戦いの歴史があったのだと推察されます。(苦笑
実際のこの窓の結露がどれ位の水分量かというと、タオル2枚がビチョビチョになって吸収しても足らないぐらいの水分量というとわかりやすいかと思います。

1つの窓にタオル2枚分の水分量の結露が発生
↑毎日この2枚がビチョビチョになるぐらいの結露なので、冬はこの結露対応で毎朝時間を取られてしまいます。
そんなこともあり、ずーーーーーーーーーーーーーーーと「結露防止ヒーター」の存在が気になっていたのです。
結露防止ヒーター「ウインドラジエーター」とは
窓下においておくだけで、結露が軽減されるという「結露防止ヒーター」は色々なメーカーから出ています。
今回結露の効果の検証を行うのは、見た目もよく窓の幅に伸縮できる森永エンジニアリングの「ウインドラジエーター 伸縮タイプWR-1219」です。
「結露がなくなった!」とのレビューが多くて評価も高いので、ゼニー簿が欲しくて欲しくてたまらなかったものデス↓
ウインドラジエーターの効果とは
このウインドラジエーターがなぜ結露に効果があるのかは取扱説明書のイラストより抜粋しました。
窓辺からの冷気の侵入を押さえることで、室内外の温度差によって生じるガラス窓の結露の抑制にも効果が期待できます。
※結露は外気温度、室内温度、室内の相対湿度や窓とサッシの断熱性能(窓表面温度)の条件によって生じる減少です。
冷気は防止できても、結露は十分に予防できない場合があります。
と書かれているので、すべての窓の結露に効果があるわけではないようです。
あくまで「冷気の侵入をふせぐ」というスタンス。
ウインドラジエーターの種類と値段
ウインドラジエーターには窓の幅に合わせて伸縮できる「伸縮タイプ」と幅が固定された「定尺タイプ」があります。
【伸縮タイプ】
- 600~9000mmまで伸縮するタイプ(W/R-0609) \27,432
- 900~1200mmまで伸縮するタイプ(W/R-0912) \28,512
- 1200~1900mmまで伸縮するタイプ(W/R-1219) \29,160 ←ゼニー簿購入
【定尺タイプ】
- 全長600m(W/R-600) \14,472
- 全長900m(W/R-900) \16,632
- 全長1200m(W/R-1200) \18,792
- 全長1500m(W/R-1500) \20,952
ゼニー簿の家の窓は173cmですから、下記の2つのタイプから選ぶことになります。
①1200mm~1900mmまで伸縮するタイプ(W/R-1219) 29,160円
②全長1500m(W/R-1500) 20,952円
今回は①の伸縮タイプを購入しました。
結露防止ヒーター「ウインドラジエーター」の結露防止効果とは
下記の条件でウインドラジエーターを使用しています。
【結露効果実験の条件】
住宅:団地(鉄筋コンクリート)
窓:アルミ枠サッシ
窓幅:173cm
窓高:175cm
カーテン:1級遮光カーテンとレースカーテン
開始:前日の20:30にウインドラジエーターのスイッチを入れる
終了:朝7:30頃の窓の状態
ウインドラジエーターの結露の効果
次の日の窓の結露状態の写真です。
分かりますでしょうか?
結露はなくなっていないものの明らかに結露している範囲が減っています。
ウインドラジエーターに近い窓の下部はほとんど結露がなくなっています。
そして、暖かい空気が溜まりやすい窓の上部分も結露していないことがわかります。
全体的に見ても、結露の度合いが大幅に軽減されています。
もちろん結露がなくなっているわけではなくて、あくまで軽減されているという効果になりました。
水分量でいくとタオル2枚分結露していたのが、ウインドラジエーターの効果でタオル半枚あれば余裕で拭きとれる水分量に。
水分量は1/4に減ったことになります。
ウインドラジエーターの結露効果はありました!!!(涙
「ウインドラジエーター」定尺タイプの効果
ゼニー簿家の窓は173cm幅でしたので、下記の2つのタイプから選ぶことが可能でした。
①1200mm~1900mmまで伸縮するタイプ(W/R-1219) 29,160円
②全長1500m(W/R-1500) 20,952円
購入したのは「①ウインドラジエーター 伸縮タイプ120~190」という窓の幅に合わせて伸縮できるタイプでしたが、伸縮ができない②の定尺タイプなら値段も約1万円ほど節約できる計算です。
今回「ウインドラジエーター」伸縮タイプ120~190を窓に合わせて伸ばすことなく、120cmの定尺タイプとして使ってみたらどうなるのか実験してみました。
【結露効果実験の条件】
住宅:団地(鉄筋コンクリート)
窓:アルミ枠サッシ
窓幅:173cm
窓高:175cm
カーテン:1級遮光カーテンとレースカーテン
開始:前日の20:30にウインドラジエーターのスイッチを入れる
終了:朝7:30頃の窓の状態
※ウインドラジエーターを伸縮させず1200mmの定尺として
右側に寄せて使用する。
ウインドラジエーター定尺タイプの結露の効果
次の日の窓の結露状態の写真です。
見事にウインドラジエーターを置いている右側だけ結露していないことがわかります。
左側のウインドラジエーターが短くて届かなかった部分はきちんと結露しています。
伸縮タイプは幅は伸びるものの、ヒーター全体の熱量が変わるわけではありません。
伸縮タイプは伸縮することで両端がヒーター2本分だけになってしまいます。
逆に定尺タイプは全体が4本分のヒーターなので、右側は上から下まで結露が防止されています。
ヒーター4本分があると、きっちりと結露が防止されることが分かりました!!
結論:定尺タイプの方が安くて結露効果も良い!
この結果から、伸縮タイプを購入するよりも窓の大きさに一番合う定尺タイプを購入するほうが金額も安い!
しかも、結露を防止できる確率も高くなるといえます。
今回は173cm幅の窓に対して、120cmの定尺として実験したので150cmの定借タイプを購入していれば、結露にはもっと効果があったといえます。
もしウインドラジエターを購入を考えているなら、結露で困っている窓にあわせて一番長い定借タイプを購入するのがいいでしょう。
安い上に、一番効果も高い!
(やってもたーーー。涙)
皆さんはゼニー簿の失敗の教訓を活かして、購入する際は気をつけて欲しいと思います。
結露防止を期待する場合のウインドラジエーター購入のまとめ
結露防止を期待して「ウインドラジエーター」を購入する際の注意点をまとめておきます。
カーテンと窓との空間(イラストのピンクの部分)をウインドラジエーターで温めることで結露を防止するのですが、その温まった空気を逃さないことが、結露防止のポイントになります。
ウインドラジエーターで結露防止を行う時の失敗しないポイント
- カーテンは暖かい空気を逃さない厚みのあるものにする
- カーテンは窓より少し長めにしておく
- カーテンの幅は余裕があるものにする
- ウインドラジエーターは窓幅に合わせた定借タイプがよい
- (窓の高さが高すぎる場合は効果が期待できない)
この4つのポイントをおさえることで、ウインドラジエーターの結露防止効果が発揮されると思います。
逆を言えば、薄いカーテンや短いカーテンなどを使用している場合や2Mぐらいの高さがある窓の場合は、ウインドラジエーターを設置しても暖かい空気が逃げてしまいます。
結露防止の効果は期待できないと考えるべきでしょう。
高い買い物ですが、使い方や購入するタイプを間違わなければ、結露には必ず効果があります!
上手に使って、カビの発生や朝の面倒な結露の拭き取り作業を軽減しましょう!!