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子供に中学受験をさせる前に考えたい5つのデメリット

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ゼニー簿の長女も今年小学校6年生。

娘が小さいときは「中学受験」をさせるか迷った時期もありました。

子供には良い環境を与えたい・・・親なら誰でも一度は考えることなのではないでしょうか。

でも、本当に中学受験させることが子供にとっていい環境なのか?を広い視野で考えた時、「うちは中学受験はさせない」という結論に至りました。

子供に中学受験をさせる前に考えてほしいことをお話します。

なぜ中学受験させようと思ったのか

高校まで公立という環境で育ったゼニー簿が、なぜ子供に中学受験させようと悩んだのでしょうか。

周りの友達は、子供に受験させることが多かった

やはり一番これが大きな理由だったような気がします。

ゼニー簿は子供が出来るのが周囲の友達より遅かったのですが、友達である先輩ママたちは子供に受験させている人が多かったんです。

特に東京に住んでいる人ではその傾向が強かったですね。受けて当然みたいな。

また、早い人では「小学校受験」を経て、私立のエスカレーター式小学校に通わせていました。

まぁ、そういうところに通わせている人だから当然なのですが「子どもには環境が一番大切よ。」「周りのお友達に影響されるからね。」とか、「もう公立小学校は終わってるでしょ。」「ある程度の人は皆受験させているよ。」という意見が多かったのです。

まだ子供の教育環境に何の知識もない新米ママとしては、「やっぱり中学受験させるべきかな・・・」と感化されていたんですよね。

子どもによりよい環境を用意してあげたい

当然のことながら、子供にはいい教育環境を与えてあげたいという親心がありました。

中学受験に受かった子なら、授業中にあるき回るような子はいないだろうし、バカ親的な人もいないだろうし、家庭環境もいい・・・いわゆる常識を持った子たちでしょう。

荒れた環境の中で学校生活を送ることはないですから、親としては心配が一つ減ります。

ちょっとした見栄もあったと思う

やはり子供が有名な「◯◯中学」に通っているとなると、親もそれなりに鼻が高いでしょう。

多少なりとも、親の見栄を張りたい意識もあったと思います。

現状で中学受験をする子供の割合 8%なり

現状で、娘のクラスで中学受験をする子は3名と、全体の約8%ぐらいの割合です。

ゼニー簿が住んでいる地域は団地が多いので、別の学区ならもっと割合が高いのかもしれません。

そして、中学受験すると決めている子は、全員が毎日学習塾に通っています。

実際子供が中学受験を迎える年になってみて、「あれ?意外と受ける人少ないんだな・・・」というのが正直なところです。

中学受験をさせる前に考えたい5つのデメリット

中学受験をして、国立や私立の中学に通わせることは、教育環境的には良いと今でも思っています。

しかし、学区外の中学に通わせるということは、デメリットも多いのです。

1.子供の大切な時間を奪う

大人でも嫌になる通勤電車に子供を毎日乗せるのかと思うと、そこまでして通わせる意味があるのか?と思います。

公立中学なら歩いて行ける距離に学校があるわけですから。

また、通学にかかる時間もかかることを考えたら、勉強時間や友達との時間を奪うことになる。

子供の楽しい時間を奪うことは逆にいい環境を奪っていることになりますよね。

2.中学から余分にお金がかかる

当然受かれば、公立中学よりも余分に学費がかかることになります。(教育費に必要な平均貯金額参照)

でも、高校・大学ともっと教育費がかかるのに中学からお金をかけまでのリターンがあるのか?と正直思うのです。自分の子がビル・ゲイツや孫正義になるとは到底思えませんから。(笑

本当にいい大学や高校に行きたければ、環境がどうであれ、勉強は自分でやるべきなんですよね。

また、直接的な教育費に加えて、学区外の中学に通わせるとなると通学代金も馬鹿にならない。

小さい頃から経済的に無理して学校に行かせるより、娘が大学生となった時に奨学金のような借金を背負わないことのほうが子供の幸せだと思うのです。

そう思いませんか?(大学生の50%が奨学金受給!子供が小さいうちにできる教育費の貯め方参照)

3.地元の友達との繋がりがなくなる

中学から地元を離れて通学してしまうと、地元の友達と疎遠になってしまいます。

特に、我が家は離婚で小学3年生でこちらに引越してきたので娘はただでさえ地元意識が低い上に、ますます地元との繋がりが薄くなってしまいます。

まぁ、ゼニー簿自身は地元の友達との繋がりは全くないので、無くてもいいとは言えるのですが。

4.いろんな人がいるという経験を奪う

国立中学、私立中学になると、収入を含めてある程度の家庭環境の子どもたちだけになってしまいます。

でも、世の中は色んな人がいて成り立っていることを考えれば、悪い子もいて、いい子もいるという雑多な環境を経験させることは社会を知る上でいい経験です。

悪いことに誘われても断る力や避ける能力を身につけることは、社会に出て実践的に役に立つこともある・・・のではと考えます。

5.塾にお金と時間がかかる

受験させる子の大半が塾に通っています。

実際、子供のクラスで受験をする子は毎日塾通いです。

そうすると塾代がかさむのは当然ですが、子供の時間が奪われます。

家で皆で楽しく過ごす時間や、友達と遊ぶ時間を子供からも親からも奪ってしまいます。

自分が小学生の頃は毎日クタクタになるまで遊んでいました。

その時間を子供から奪うことは・・・私にはできません。

ゼニー簿にはメリットよりデメリットが多かった

それに比べて、中学受験をさせるメリットはゼニー簿の見栄を除外したら、ただひとつ「子供にいい環境を与えたい」のみ。

そして、子供が実際に公立小学校に入り、公立小学校はそこまで荒れているわけではない現実を知りました。

そうするとだんだん冷静になってきて、「どう考えてもデメリットのほうが多いじゃん!」となったというわけです。

本当に経済的に余裕がある人ならともかく、ちょっと金があるぐらいの庶民の子供が無理して通わせるところじゃない。

親が無理して通わせても、その後家庭が経済破綻したのでは元も子もありません。

子供に良い教育より、子供の人生に足かせにならない親であることのほうが重要だとの結論に至りました。

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それに、中学受験する子が皆優秀なのか?となると、そんなことないような気も。

子供に「その受験する子って頭いいの?」と聞くと、「普通よりちょっといいぐらい」との返答。

本人が頑張れば、高校受験、大学受験で巻き返せるはずです。

本人の努力に期待しましょう!(笑

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