
先日、Xを見ていたら、こんな趣旨の投稿がありました。
「子どもの頃、『うちは貧乏だから』と言われて、おもちゃや娯楽を我慢させられた」
「大学では奨学金を借りることになった」
「ところが、両親が退職すると旅行や贅沢を楽しんでいる」
「自分にはお金をかけてくれなかったのに……」
そんな不満から、親への恨みが消えず、最終的には絶縁したという話です。
もちろん、本当に子どもに必要なお金まで出さず、自分たちだけ贅沢していたのなら問題です。
でも、私はこの話を見て、「子どもの頃に欲しいものを買ってもらえなかった=悪い親」なのだろうか?と思いました。
私も子どもに贅沢はさせなかった
私も離婚直後からしばらくは、投資資金を作るために極限まで節約していました。
子どもに必要なものは買いましたが、欲しがるものを何でも買ってあげたわけではありません。
「友達が持っているから」「欲しいと言ったから」という理由だけで、お金を使うことはしませんでした。
でも、今振り返っても、それを後悔していません。
なぜなら、教育費にはきちんとお金を使ってきたからです。
教育費は「子どもが将来稼ぐための投資」
私は、教育費と娯楽費は分けて考えるべきだと思っています。
教育費は、「子どもが将来自分で稼げるようになるための投資」だからです。
親が出した教育費は、親の口座には戻ってきません。
でも、そのリターンは子どもの人生に「将来の収入」や「仕事の選択肢」という形で返ってくる可能性があります。
だから私は、教育費だけはケチりませんでした。
大学の学費や必要な資格取得など、将来の自立につながるものには、できる限りお金をかける。
一方で、
「最新のおもちゃが欲しい」「友達が持っているから欲しい」「もっと贅沢な旅行に行きたい」というものまで、親が際限なく負担する必要はないと思います。
教育は投資。贅沢は消費。
ここは分けて考えるべきです。
奨学金まで借りさせるのは、私はどうかと思う
だからといって、「子どもは苦労させればいい」という話でもありません。
親に十分な経済力があるのに、教育費を出さずに奨学金を借りさせるのは、私はどうかと思います。
教育は子どもが将来、自分で稼ぐための土台です。
親が払えるのであれば、教育費は親が負担していい。
ただし、教育費を出すことと、子どもの生活を一生支えることは別です。
最終的に子どもを自立させるところまでが、子育てのゴールだからです。
親のお金は、子どものお金ではない
私は現在も、一人暮らしをしている子どもに仕送りをしています。
でも、自分の資産額は少なく伝えています。
理由は簡単です。
「実家が金持ちだから、困ったら親に頼ればいい」と思ってほしくないからです。
親がビジネスクラスに乗っていても、子どもはエコノミー。
親は高級ホテルでも、子どもには身の丈に合った生活をさせる。
そんなお金持ちもいます。
私は、その考え方には一理あると思っています。
親のお金は、あくまで親のお金だからです。
「親が金持ち=自分も金持ち」ではありません。
子どもには、自分の収入と資産で自分の人生を作ってほしい。
だから、困ったときには助けるけれど、最初から親の資産を当てにするような生活はさせたくありません。
親が退職後に贅沢したら「私には使ってくれなかった」と恨むのか?
ここも、私は少し違うと思っています。
親が若い頃に節約して老後資金を作り、退職後に旅行や好きなことにお金を使う。
それは親の自由です。
親のお金は、親自身の人生のために使っていい。
子どもに相続する義務だってありません。
もちろん、教育費まで削って親が贅沢していたのなら話は別です。
でも、教育費をきちんと出してもらい、必要なものも与えてもらったうえで、「おもちゃや娯楽を我慢させられた」という理由だけで親を恨み続けるのは、正直、甘えすぎだと思います。
子どもの頃に欲しいものを全部買ってもらえなかったことと、親から愛されていなかったことは同じではありません。
私は、
教育には惜しみなくお金をかける。
でも、贅沢は際限なく与えない。
困ったときは助ける。
親の資産を自分のものだと思わせない。
これが、子どもを本当の意味で自立させるためのお金の使い方だと思っています。
そして何より、「親が金持ちだから、自分も金持ち」ではなく、「親に頼らなくても、自分の力で人生を楽しめる」人になってほしい。
私はそれこそが、親が子どもに残せる一番大切な財産だと思っています。
将来子どもに恨まれてもOK
もしかしたら、将来子どもから「お母さんの考え方は間違っている」「子どもの頃にもっとお金をかけてほしかった」と恨まれて、絶縁される可能性もあるかもしれません。
それなら、それは仕方がないと思っています。
私は、子どもに好かれるために資産を築いてきたわけではありません。
子どもに頼らず、自分の老後は自分で面倒を見られるだけの資産と覚悟がありますからね(笑)。
親子だからといって、必ず分かり合えるとは限らない。
それでも私は、子どもの将来の自立を考えて、自分なりにお金の使い方を決めてきた。
それで恨まれるのなら、私はその結果も引き受けようと思っています。