楽に賢くお金を貯める1番の方法は家賃(住居費)を抑えることです。
だから、母子家庭には格安で借りられる住宅供給公社や公営住宅(収入制限あり)の団地をおすすめしています。
しかし、大半の団地は古いものが多くて、民間の住宅と違う点もありますのでマニュアルとしてまとめてみました。
古い団地へ移住する際のマニュアルとして活用してください。
シングルマザーが格安ですめる賃貸住宅
苦しい節約なんて続きません。
一番ラクしてお金を貯めたいなら、家賃(住居費)を極限まで抑えることです。
家賃(住居費)が安ければ、固定費が下がるので何も意識しなくても楽にお金が貯まります。
実際に、ゼニー簿が住んでいる団地は、周辺の民間物件の家賃の約60%も安い!
毎月約5万円も自動的に節約になっています。
団地の家賃は相場よりいくら安い?月5万円の差で25年で1500万に!
それに、公営団地の場合は、収入によって家賃を安くしてもらえる(減免)んですよ。
当然、無職になったら家賃も下げてくれますし、収入が低い母子家庭は家賃が減額されます。
無職になったら家賃が下がる!公営住宅の減免制度 母子家庭なら家賃が下がる可能性も
人生の不測の事態にも対応してくれる家賃制度は、安定した生活をおくるためのリスクヘッジにもなります。
ただし、安いという大きなメリットはあるものの、団地独特の決まりやデメリットもあります。
団地の決まり1:風呂釜は自分で用意する
昭和に建てられた団地は、「お風呂場」という場所はあっても、風呂釜や給湯器がありません。
レンタルするか、自分で購入する必要があります。
レンタル代は月3,000から4,000円ぐらいですので、期間限定で住むならレンタルがお得です。
ゼニー簿のように「一生住むつもり」の場合は、購入するほうがお得です。
新品の場合は設置料込みで約25万ほどが初期投資として必要になります。
自分が住むつもりの年数をよく考えて、選びましょう。
団地の決まり2:電気(照明)のスイッチがない
電気(照明)を点けるのに、今の時代は壁にスイッチがありますよね。
しかし、昭和に建てられた団地には「壁スイッチ」自体がありません。
昔のように、紐を引っ張って点けるタイプの照明が必要になってきます。
紐がないタイプの照明をすでに持っている場合は、照明とコンセントの間にアダプターをかませましょう。
団地の決まり3:洗濯機の排水口がない
昭和に建てられた団地には洗濯機の排水口がない物件があります。
たぶん、洗濯機がまだ一般的に普及していなかったんでしょうね。(苦笑
洗濯機を置く場所自体がない場合もあり、ベランダに設置するような団地もあります。
多いのは、お風呂場の横に無理やり「洗濯機置場」がつくられており、排水は「お風呂場」に流す方法です。
ゼニー簿が以前住んでいた物件もこの「風呂場に排水を流す」方法でした。
この場合は、洗濯機に「下駄」を履かせて高い位置におくことで、うまく排水させる必要があります。
お風呂掃除した後に洗濯すると、「せっかく掃除したのに・・・」となりますが、こればかりは仕方ありません。
団地の決まり4:網戸がない
これも団地に来て驚いたことなのですが、「網戸」がありません。(爆
網戸は窓とセットだと思いこんでいたので、結構衝撃的でした。
しかし、住んでみると別に網戸なんて必要ないんですよね。(←慣れるって怖い
1F、2Fに住む場合は、夏の「蚊」対策に必要に感じるかもしれませんが、3F以上になると必要性を感じません。
もちろん、たまに蚊は入ってきますが、24時間蚊がいなくなるスプレーをしておけばOKです。
団地の決まり5:洋室がない
洋室は全くありませんので、すべての部屋が畳部屋になります。
和室自体が減ってきて、和室がない物件も多くなっているので、「ダサい」と感じるかもしれません。
しかし、個人的にはインテリアがおしゃれに見えるのかは「畳」か「フローリング」かの問題ではないと思っています。
和室も工夫次第で、それなりに見せることは可能です。
それに、畳のある生活(地べたで寝転べる幸せ)は結構快適ですよ。
団地の決まり6:大きい冷蔵庫(大型家具)は入らない
昭和団地には、エレベーターもなく、外階段は狭いです。
外階段の狭さは、大人二人がすれ違うのもギリギリというぐらいなのです。
当然ですが、そんな狭い階段を通して家に搬入できるものは限られています。
大型家具や、大きな冷蔵庫は団地には設置できません。
というか、部屋に入るまでの階段が通れないのです。(苦笑
大きな冷蔵庫が置けないということは大量の買いだめができないので、週末に買いだめするタイプの家庭はちょっと辛いかもしれません。
団地の決まり7:自治会が面倒
古い団地の場合、自治会運営がきちんとされています。
特に団地の場合、外階段や団地の周辺などの共有部分が多いのに、家賃には「共益費」の徴収がありません。
そのため、「共益費」を「自治会費(500円から1000円ほどと安い)」として徴収し、足りない分を住人同士の労働力に頼っています。
月に1度決められた日に住人全員が掃除をする必要があったり、階段ごとに当番を決めてやる場合もあります。(団地によって決まりが異なります)
自治会の機能に頼っていることが多いので、自治会との接点が多くなります。
団地の決まり8:冬の結露がひどい
2つの団地に住んできましたが、どちらも共通して言えることは「冬の窓の結露がひどい」ことです。
結露はこまめに処理しておかないと、カビの原因になります。
団地は鉄筋コンクリートで気密性が高いのに、団地の窓枠はアルミ製で熱伝導率が高い上にガラス窓は薄いことが結露に関係していると思われます。
ゼニー簿は結露防止ヒーターを活用しながら、上手に付き合っています。
【団地の結露対策】結露防止ヒーター「ウインドラジエーター」の効果を徹底検証したよ!
団地の決まり9:モラルが低い人が多い
これは「公営住宅(府営住宅)」の団地のみに言えることですが、モラルが低い人の割合が高いです。
(誰でも住める団地は当てはまりません)
「公営住宅(府営住宅)」は、収入制限があるため、住んでいる人は平均収入以下の人ばかりです。
そのため、住んでいる人の質はあまり良くありません。
当然、モラルが低い人の割合がどうしても高くなってしまいます。(もちろん普通の人もたくさんいますが、割合の問題です。)
子供いる場合、「公営住宅(府営住宅)」のある学区はどうしても学力も低い子が多くなります。
こんな事が起きるとは想像していなかったのですが、団地の役員になったのがきっかけで近所のじじいからストーカーされたこともありました。
照明のスイッチや網戸の等の住宅条件の問題は、自分で対策すればなんとかなります。
ゼニー簿自身も住宅条件の問題では、住み始めた当初は驚いたものですが、今では快適に住んでいます。
しかし、この「住人のモラル」の問題はどうにもなりません。
ただ、「家賃が安い」という大きなメリットが自分の人生にどれ位の効果を与えてくれるのか?
ゼニー簿の場合は、住人のもモラルの低さを差し引いても、団地に住むことのほうが節約が楽にできて、長い人生で大きく資産形成に貢献してしてくれると考えています。
どう考えるかは個人の問題ですが、お金があれば人生のほとんどの問題を解決できることは、紛れもない現実です。
府営住宅(公営住宅)に長く住むためにも、申込の際にチェックしたほうがいいことをまとめました。