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リタイア・シングルマザーが語る!FIREは変わり者だけの特権だ

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仕事をやめて、今流行りのFIRE生活に入って1年経ちました。

はじめは仕事をしないことへの背徳感を感じていましたが、今ではもう仕事したいとは思わなくなりました。

自分の思い通りにゆったりと過ごせる毎日は、ゼニー簿にはとても楽しいものです。

ただ、全員におすすめできるわけではない生き方です。

特に男性は、よく考えてからのほうがいいと思います。

FIREとは?

FIRE(ファイア:Financial Independence, Retire Early)とは、経済的独立と早期退職を目標とするライフスタイルのこと。

日本でいうと、セミリタイアとか、アーリーリタイア、早期退職とか言うほうが馴染みがあるかもしれません。

カッコいい言い方してますが、定年退職する年齢になる前に資産をためて、仕事をやめて早めに隠居生活にはいることですね。

ゼニー簿は2020年4月から、このFIRE生活(隠居生活)に入っています。

ゼニー簿のFIRE(リタイア)生活とは

ゼニー簿の平日のFIRE生活をご紹介しましょう。

6:00起床後、子どもの弁当作り
6:45朝食
7:15掃除
8:00子供を学校に送り出し、コーヒータイム
9:00 自宅で筋トレ
10:00テニススクールレッスン
ランチ(2日に1度は外食、1人だったり友達と)
14:00友達とテニス or 映画や買い物 or 昼寝 or 病院など
16:00子ども帰宅後、一緒におやつを食べて宿題を
夕方夕食の準備
19:00夕食
20:00夕食の片付けやお風呂、テレビ鑑賞など
22:00就寝

基本的に午前中は運動し、午後は友達とテニスコートを借りてテニスをしたり、映画を見たり買い物したり・・・疲れていれば昼寝したりですね。

幸せなことにFIREを機に始めたテニスにドはまりし、平日は毎日レッスンに通っています。

そのおかげでテニス仲間がたくさんできて、レッスン以外にも仲間とテニスを楽しんでいます。

上記は平日の過ごし方ですが、土日は山仲間と登山に行ったり、好きなアーティストのコンサートや舞台を見に行ったりしています。

独身のFIREと違うところは、子どもがいるのですべての時間が自分のためには使えないことでしょうか。

子どもが家帰ってくれば、宿題をみたり、一緒にゲームをしたりと子供のための時間を過ごすことになります。

旦那はいないけど、専業主婦みたいな生活ですね。

本当の専業主婦と違うのは、お金を使うことの後ろめたさがないということです。(専業主婦時代は、自分の稼ぎで生活していない分、どこか気を使ってましたから)

FIRE(リタイア)生活のメリット

FIRE(リタイア)生活のメリットは、とにかく自由だということ。

眠ければ、昼寝も朝寝もできます。(実際はみんなが思っているより予定がつまってるんだけど。笑)

満員電車に乗ることもないし、上司にむちゃを言われることもない。

すべての時間をどうするかを自分で決められます。

気になる映画があれば、次の日に行くことだってできますしね。

子供の学校行事だって、PTA活動だって、働いている時と違って、あまり負担には感じなくなりました。

だって、時間ありますから。(笑

ストレスもあまりないので、精神的に余裕もありますしね。

とはいえ、シングルマザーなので弁当作ったり、送り出したり、宿題をみたり・・・とすべてが自由になるわけではないというところが、独身者のFIRE生活とは違うことでしょうか。

独身でFIREしていたら、とりあえず海外の放浪旅に出ていたと思いますよ。(苦笑

FIRE(リタイア)生活のデメリット

逆にデメリットもあります。

自由なのだから当然ですが、どこにも属していませんし、誰かの役に立つようなこともやりません。
(まぁ、子育てしてれば子供の役に立ってるけど)

「○○会社のゼニー簿です」とか、「○○士のゼニー簿です」とか言えないわけです。

また、仕事の業績を残して上司に褒められたり、同期と競争したり、社会に貢献することもないわけです。

誰かに感謝されたりもないし、みんなと上司の悪口で笑い合うこともない。

自分がどこかに属している安心感もありません。

とにかく、他人から自分の価値を認められる機会がなくなるわけです。

仕事をバリバリこなす自分が好きな人や、仕事で認められることが大事な人、自由より社会貢献が大切な人は、FIREなんて地獄でしかないような生活です。

それに、毎日会社のように行くところがないわけですから、人間関係も限られてきます。

会社以外の人間関係をひろげられる人でないと、少しさみしいかもしれません。

(その分、人間関係で悩むこともなくなるわけですが)

それに、メリットでもありますが、自由な時間が多くなるので、趣味や楽しめることがなければ、暇を持て余すことになるでしょう。

ゼニー簿は最近始めたテニスにハマってるので、毎日のようにテニスしてますが、趣味がなければ「暇で死にそう・・・働きたい」となっているかも。

「仕事に行かないといけない」っていうのは、やることが特にない人にとっては、最高の暇つぶしであり、幸せなことなのかもしれませんよ。

FIRE(リタイア)生活で幸せになれる人、なれない人とは

ネット上でFIREを「羨ましくない」と発言する人とFIREした人との間で、たびたび争いが起こっています。

これは、両者で求めるものが違うのだと思います。

FIRE(リタイア)生活のデメリットを見て分かるように、どこかに属していたい人や、社会的地位にこだわる人、承認欲求が高い人はそういう場を失うわけです。

結果、「羨ましくない」とディスることになるのは当然ですよね。

だって、自分が一番もとめている社会的地位や承認がFIREでは手に入らないわけですから。

でも、社会的地位や承認欲求より「自由」を一番に求めている人にとっては、FIRE生活のほうが幸せな生き方になるわけです。

自分が人生において一番何に重きを置いているのか?が重要なんです。

「自由」が一番大切なら、FIREで幸せになれる人。

FIREは、他人から自分を認められる機会がなくなるわけですから、承認欲求や所属欲求が強い人は逆に不幸になります。

自分で自分の価値を認めて納得できる人でないと、FIREすべきではないでしょう。

FIREに向いているか、選択理論心理学が参考になるかも

画像は選択理論.jpさんからお借りしました。

少し余談になりますが、「選択理論心理学」という心理学の考え方があります。

(詳しくは、画像をお借りした選択理論.jpを読んでみて下さい。)

すべての行動は自分の選択であると考える心理学です。

5つの基本的欲求があって、人によって一番求める欲求が違うから、行動が違ってくるし、幸せと感じるかも違ってきます。

ゼニー簿の場合、1番目に「自由の欲求」2番目に「楽しみの欲求」の2つが満たされていれば概ね幸せに感じています。

だから、FIREは苦にならないし、幸せになれる生活スタイルなんだと思います。

「力の欲求」や「愛・所属の欲求」が強い人は、FIREは幸せをもたらす生活スタイルとは違うと考えられますね。

自分はどのタイプなのか、よく考えて見るといいと思います。

FIREは変わり者だけの特権だ

ぜニー簿は、人生において「自由」が一番大切なものですから、今のところFIRE生活は楽しくやらせてもらっています。

というか、今まで人生ハードモードで生きてきたので、自由というか、ゆっくりしたいのかもしれませんが。(笑

ただ、「FIREしました」とは現実の生活では表立って宣言していません。

仕事は?と聞かれると、「フリーランスです」と答えています。

まぁ、ブログで多少の収入もあり、個人事業主として開業届も出しているし、確定申告もしているからウソではないんですが。

聞かれない場合は、ほとんど相手は「専業主婦なんだ」と思ってくれてます。(笑

まだ、世間では「FIRE」や「アーリーリタイア」「セミリタイア」は認知されてないんですよね。

それをわざわざ説明するのもめんどくさいし、そんなことで目立ちたくもない。

特にシングルマザーだと、シングルマザーだというだけで好奇な目で見られることもあるわけですから。

そして、なんと言ってもお金目当ての変な人(特に男)がよってくる確率が上がるのを避けたいから、あえて言わないようにしています。

女ばかりの家庭ですから、無駄なリスクは排除しておきたいんです。

ラッキーなのは、女が昼間にウロウロしていても、毎日テニスして遊んでても、あまり好奇な目では見られないんですよ。

みんな「主婦なんだな」と勝手に思ってくれますから。

ただ、これが男性だったらなかなかハードルが高いですよね。

男性だと確実に「お仕事は?」とか聞かれるでしょうし、変わり者だと思われるかもしれません。

実際、平日昼間のテニススクールは女性ばかりだし、男性がいても9割は定年退職した方か、自営業の人しかいません。

男性でFIREするなら、好奇な目で見られても耐えられるハートか、世間の目を気にすること以上の「自由」への強いこだわりが必要かと。(笑

お金があっても自由を追い求めていないなら、FIREなんて目指さず、社会人をやっておいたほうが幸せではないでしょうか。

自由を追い求めてFIREした私でさえ、たまーーに「こんなんでいいのか?」と思う時があるぐらいですから。

やってる自分が言うのもなんですが、FIRE(リタイア)生活は自由を求める一部の変わり者だけの特権のような気がします。

はい。あたくしゼニー簿は、変わりもんでございます。(笑



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