【継続するか迷ってる人に向けて、追記しました】
小学4年生の5月から公文英語を始めて4年半が経ち、中学2年11月に無事に最終教材を終了しました。
公文英語では「このまま続けていいのか」と親に迷いが出てくることがあります。
それは親がやってきた英語学習法と全く違うからで、不安になることはありません。
公文英語は「なんとなく分かった」の積み重ねの学習法ですから、続けることに意味があるんです。
くもん英語を習い始めた理由
小学4年生の5月の無料体験で、自宅近くの公文で英語をはじめました。
算数(数学)は自宅学習で対応可能だと考えたのですが、英語は発音やリスニングが重要なので自宅学習では無理です。
親である私自身の英語力も中学程度の上に発音も悪いため、フォローもできません。
そこで、ネイティブの発音で学習できる公文英語を習わせることにしました。
公文英語の先生は英語のプロではありませんが、「E-Pencil」という教材を音声化する機械が学習をサポートしてくれます。
英語が得意でも日本人の先生に習うより、きちんとした発音で学習できます。
それに、語学は結局のところ、勉強と会話経験をコツコツ積み重ねるしかないからです。
(私自身が、中国語を習得する際に痛感しています。)
アメリカの大学を出ている友達も「語学習得には公文の反復法がベスト」と太鼓判を押してることもあり、英会話教室ではなく公文英語を選択しました。
くもん英語 最終教材4年半で終了
公文英語を習い始めたは、小学校4年生の5月。
5月の無料体験学習の時期に体験させていただき、そのまま開始。
基本的に親である私は、公文の進度や勉強の内容などはノータッチ。
くもんの先生と本人に任せていました。
英語で口をだすのは、英検受験の前の勉強法やスケジュールぐらいでした。
下記が公文教材と我が家の長女の進度です。
教材 | 長女の進度 | 相当 学年 |
3A | 小学4年5月 | 中学 |
2A | ||
A | ||
B | ||
C | ||
D | ||
E | ||
F | 小学4年9月 | |
G Ⅰ | ||
G Ⅱ | 小学4年12月 | |
H Ⅰ | ||
H Ⅱ | ||
I Ⅰ | 小学4年3月 | |
I Ⅱ | 小学5年6月 | |
J Ⅰ | 小学5年9月 | 高校 |
J Ⅱ | 小学5年12月 | |
K Ⅰ | 小学5年3月 | |
K Ⅱ | 小学6年9月 | |
L Ⅰ | 小学6年3月 | |
L Ⅱ | 中学1年9月 | |
M | 中学1年12月 | |
N | 中学1年3月 | |
O | 中学2年11月 |
当然ですが、初めは鬼のように進むスピードが早いです。
めちゃめちゃ簡単ですからね。
Iぐらいから、3ヶ月毎に進むようなペースがしばらく続いていますね。
Kからは教材が進むのは6ヶ月ペースとだんだん遅くなってますので、かなり難しくなってくるのでしょう。(←他人事。笑
実際、もう親であるゼニー簿には公文のテキスト教材は読めません。(苦笑
最終教材と呼ばれるO教材まで、4年半かかりました。
(我が家の長女のペースが遅いのか、早いのかは分かりませんが一つの例として考えて下さい。)
公文英語の効果は?大学入試に役立つ実力
公文英語を最終教材まで終えて、どんな効果があったのか。
親の立場から見て思う効果を紹介します。
中学英語は勉強いらず
中学レベルの英語は小学校5年生のうちに終わっていますので、(当然ですが)中学校の英語の授業は勉強しなくても大丈夫。
テスト前も英語の勉強はしなくても、100点かそれに近い点数を取れました。
テスト前はその分は他の教科の勉強に時間を回せるので、かなり助かりました。
子ども自身の自信になった
学校で習う英語よりも先を学習できたことで、子どもの自信に繋がりました。
「私はもう高校の英語やってる」「英検2級をもってるのは中学で私だけ」とかなり自信が持てたと思います。
子供は自信をもてると、何事も積極的になってくれます。
学校の授業もそうですが、学校行事やクラブ活動なども積極的に参加しています。
コツコツ勉強する習慣がついた
公文をやったことで、コツコツ勉強することの大切さがよく分かったと思います。
勉強習慣がついたことは大きな効果の1つです。
また、「やれば、できるようになる」が実体験できたことで、苦手な教科(社会や音楽)も頑張れるようになりました。
高校受験も有利になった
大阪では高校受験に外部試験を導入しています。
英検2級で80%、英検準1級で100%の点数が受験で保証されます。
現時点で英検2級に合格し、高校受験の英語は80%の点数が保証されたことになります。
公文英語の最終教材まで終えれば、英検2級は合格できるレベルには達するはずです。
親としては1つの安心材料になったことで、ホッとしています。
長文読解が得意に!→大学入試に役立つ実力
とにかく、公文英語は後半は長文読解ばかりです。
英語が苦手なゼニー簿は見るだけで目眩がしそうですが、長女はスラスラと読めるように。
意味がわからない単語があったとしても、全体の文章内容からなんとなく意味は推察できるようです。
大学入試には「長文読解」は避けて通れない道ですから、長文に苦手意識がないことは大きな効果です。
また、「長文は文章の中に答えがあるから簡単」と言えるぐらいにはなるようですから、心強い限りです。
「公文英語を続けるかどうか」を迷ってる親に伝えたいこと
公文英語のメリットばかり書きましたが、最終教材終了までには「公文英語で大丈夫なのか?」と迷ったこともありました。
習い始めて2年ぐらいまでは特に。
公文英語を続けていいのか、疑問が出たのは下記の2点です。
- 文法をきちんとと理解できてるの?
- 英単語は覚えているの?
公文は学校の英語のように、文法の授業をしてくれるわけではありません。
もちろん、プリントで文法の説明はありますが、学校のやり方とは全く違って、サラッと流す程度です。
また、「英単語を覚えてきなさい」と宿題や単語テストがあるわけではありません。
昭和生まれの親であるゼニー簿は、学校の授業で文法を「理屈で」習い、授業が進むたびに無理やり単語を覚えるような英語学習法で育っています。
だから、そんなことが一切ない公文英語をみていると「大丈夫なの?分かってるの?」と思っちゃうわけです。(苦笑
公文を始めてしばらくすると、同じように感じる親御さんが出てくるはずです。
「英語塾みたいなほうがいいんじゃないか・・・」と迷いが出てくるのも、公文を始めて1~2年の間だと思います。
でも、大丈夫です!!
心配せず、そのまま公文を続けてください。
公文英語は理屈じゃない!「なんとなく分かってる」の積み重ね
親が学校で習った方法と、公文英語では学習法が「全く別物」です。
だから、学校のやり方でしか習っていない親としては不安になるかもしれません。
でも、その方法で英語が話せるようになりましたか?
英語が得意になりましたか?
なりませんでしたよね。(え?私だけ?苦笑)
ゼニー簿は、暗記ばかりさせられる学校の英語のおかげで、英語の苦手意識が未だに根強く残ったままです。
英語のレベルも、未だに中学程度です。
そう。学校は、「理屈」や「暗記」に頼る学習方法なんです。
それと対局の学習法が、公文だと思ってください。
公文は「暗記」ではなく、「なんとなく(自然に)」理解する方法
これは公文のプリントです。(中学レベルのG,H,Iは捨ててしまったので、LⅡを例にしてます)
英文の下に日本語訳がついています。
これを見て、分からない単語は日本語訳を見て「ああ、こういう意味か」となんとなく理解するわけです。
文法も同様です。なんとなく理解していきます。
だから、めったに出てこない単語はすぐに忘れていきます。
反対に何回も出てくる単語は、何回もテキストで「見て・聞く」を繰り返すので、何回か出てくるうちに「自然に」覚えていくわけです。
単語の意味もガッチリとしたものではなく、こういう時にこういう意味合いでつかわれるのだな・・・という感じです。
英単語帳などを使って必死に覚えることが英語の勉強だと思っている親世代から見ると、不安になりますよね。
ちゃんと覚えてんの?意味分かってんの?って。(苦笑
でも、プリントの数をこなしているうちに、覚えてるんですよね。不思議と。
文法も同じような感じです。
プリントで文法を説明する箇所もありますが、子供はなんとなく分かって、次に進みます。
それを何回か繰り返しているうちに、自分なりに理解していくわけです。
「なんとなく分かってる」☓ 複数回(繰り返し)→→→「ちゃんと分かった」となる。
ただ、テキストで習った文法を理解しても、次に全てを忘れてたら、次は分かんなくなります。(当然ですが)
うちの長女は、G、Hレベルのときは自分なりに文法をまとめたノートを個別で作ってました。
次に忘れても、見返せるようにこんな感じ↓に。
(小学4年生のときのGⅡレベルの文法をまとめたノートの一部です。汚い字でスイマセン。)
忘れたら見返す、テキストで繰り返す・・・とやっているうちに自然と英語の文法を身に着けていったということです。
長女いわく、「なんとなく分かってるの積み重ねだよ。」と。
中学レベルまでは文法も難しく感じたので何回も見直していたけど、高校レベルに入ったら文法をまとめたりすること自体が必要なくなったということです。
年齢が文法理解に追いついたのかもしれませんね。
親のやり方と比べてはダメ!公文の成果は、積み重ねの結果
分かっていただけましたか?
親の英語の勉強のやり方と比べるものではないんです。
公文は「何となく分かる」を繰り返していくことで、自然に英語を身につける学習法なんです。
子供が文法や単語を暗記しなくても、日本語を話し始めるのと似ています。
母国語は、親が言ってる言葉や使い方を見て、まねすることで自然に習得していきますよね。
それに近い学習法と考えてください。
だから、公文はテキスト学習の量がものを言います。
たくさんのテキストをこなしていくことで、英語が身についてくる学習法なんです。
だから、途中でやめてしまうのが一番もったいない!!
途中でやめてしまったら今まで貯めていた「なんとなくの理解」がそこまでになってしまいます。
もちろん、暗記が得意な子には、英語塾や学習塾で英語を習うほうがいいかもしれませんが・・・。
普通はそんな勉強って苦痛ですよね。
公文では理解していなければ何度も同じプリントをやらせてもらえます。
この何度も同じプリントを「やらされる」と取るか、「やらせてもらえる」と取るか。
理解せずに先に進んでも余計にわからなくなるだけです。
何度も何度もやらせてもらえると前向きに捉えて、「なんとなく分かってる」を増やしていきましょう。
公文は長文に強いが、単語に弱い
ここで補足ですが、公文英語は「なんとなく分かってる」の積み重ねなので、長文には強くなります。
長文にわからない単語があっても、文章全体の流れからなんとなく推察する力がついているからです。
また、かっちりとした英単語の意味を覚えているわけじゃないので、長文が理解しやすいんです。
単語って色んな意味がありますし、使い方でニュアンスが違ったりしますから。
ただし、英検の筆記試験に出てくる大問1や2の単語の問題は苦手です。
なんとなくの理解では答えが出ないので、英検の準2級以上を受けるなら単語は英検対策として覚える必要が出てきます。
公文英語はある程度の年齢から習うほうがいい
くもん英語は、幼稚園からでも習えます。
でも、公文英語の最終教材までやった娘を見ていて思うのは、ある程度の年齢から始めたほうがいいということです。
「英語は早ければ早いほどいい」という考え方もあるようですが、ゼニー簿は反対です。
公文英語は4年生、5年生ぐらいからで丁度いいと思います。(早くても3年生ぐらいで)
小学校6年からでも決して遅くないと思うぐらいです。
なぜかというと、テキストを見ても分かる通り、「日本語訳」を理解できなければ、結局は英単語の意味や文法は理解できないからです。↓
まずしっかりとした国語力を身に着けていないと、公文英語の方法で理解できるわけがありません。
小学4年生で「結束」という日本語を理解できないのに、日本語訳で「結束させる必要性は」と書いてあるようなテキストを読んでも分かるはずありません。
公文英語でなかなか前に進まない・・・と悩んで、国語力がないのに英語塾や学習塾に変更しても意味がないということです。
どちらにしても、国語力がないと英語の文法は理解できませんから。
もし、「公文英語でなかなか進まない」と感じているなら、国語力の問題ではないかを考えてください。
特に小さいうちから始めた場合は、国語力がテキストレベルに追いついてないのかもしれませんよ。
英語の前に、重要なのは「国語」です。
公文英語は最終教材まで続けることをすすめます
公文英語は「なんとなく分かった」の積み重ねの貯金をしていくようなものです。
だからこそ、途中でやめたりせずに、最終教材まで続けることをおすすめします。
親がやってきた英語の勉強法と全く違うので不安に思う気持ちは分かりますが、公文の学習法のほうが少なくとも英語嫌いにはならないはずです。
親の方法では英語が「暗記する科目」になってしまいますから。
(くれぐれも、先になかなか進めない子に、親が「何回やるの!」なんて言わないように。)
ゼニー簿自身は中学で英語嫌いになってしまいましたが、生活の中でたくさん真似して、何度も目で見て耳で聞いて覚えた中国語はそんなに苦もなく習得できました。
留学が出来ないなら、公文英語は「自然に身につけられる」語学学習の方法として理にかなってると思います。
早く進むことだけにとらわれずに、自分の子供にあったペースで最終教材まで頑張ってください。