
資産を増やしたいならペットを飼うのは目標額が貯まった後にしましょう。
動物を1匹飼うということは、子どもをひとり育てるのと同じぐらいお金がかかります。
経済的、時間的に余裕ができてからにしましょう。
ペットを飼うのはお金がかかる

ペットというか、人間を含めて家庭内に生き物が増えると確実にお金がかかります。
ペットは生き物。
人間と同じように食べるし、排泄するし、遊ぶし、寝るし、病気になる。
当然、食費、トイレ整備代、おもちゃ代、医療費といろいろなものが必要になってきます。(今は犬に服を着せたりも普通ですから、被服代もいるのかな?)
しかも、病気に関しては人間のような公的な医療制度が整っているわけではないので高額です。
それが十年、二十年という単位で必要になります。
教育費がかからない子どもが一人増えたぐらいでしょうか。
犬は35万/年 猫は17万/年のお金がかかる

アニコム損害保険株式会社が、「2021年の1年間にペットにかけた年間支出費用」を調査したところ、犬にかける年間費用は約35万円、猫では約17万円という結果になったそうです。
それが犬だと15年ですから総額約525万ですが、毎月2.9万(年額35万)を積み立てて4%で運用できたとしたら約711万円になるはずです。
それだけの資産を貯める機会を失うということを覚悟する必要があるということです。
癒しか、資産増か、優先順位を決めよう

ペットを飼うことを否定するつもりはありません。
癒やしの存在になってくれる大切な存在だとは思います。
ただ、確実にお金がかかるのは事実です。
自分の人生で「癒やし」と「資産増」の優先順位を決めて、資産を貯めることが先だと思うならペットを飼うのはやめておきましょう。
もちろん、ペットを飼うことで得られる「癒やし」や「安らぎ」が人生にとってお金より価値がある人もいるでしょう。
子どもの情操教育にいいということもあるでしょう。
それぞれの価値観に優劣はありません。
ただ、自分の人生で必要なものの優先順位を明確にしておくことが大切だと思います。
すべてを手に入れられる人はほんの一握りなのですから。
ペットは経済的時間的余裕ができてから!

ペットをどうしても飼いたいなら、資産の目標額が貯まって余裕ができてからはどうかな?って個人的には思っています。
特にシングルマザーなら、教育費など最優先で必要になる子どもにかかるお金を貯めておくことだけでも大変です。
安易にペットを飼うと、家計を圧迫し、老後資金計画も狂ってくることを忠告しておきたいと思います。
ゼニー簿は動物は好きですが、実際にペットを飼うことは考えたことはありません。
子供二人でも肩の荷がカチコチになるほどお金がかかってくるし、時間的にも子どもの世話から徐々に開放されてやっと増えてきた自分の時間が減るのはもう真っ平です。
気軽に旅行にも行けなくなりますしね。
最低でも犬なら月3万、猫なら月1.5万円の経済的余裕があるのか、散歩などの毎日の世話ができる余裕があるのか、ペットが病気になった際に何十万と払える余裕資金があるのか・・・よく考えるべきだと思います。
私にはそんな「時間的」余裕はありませんので、毎日You Tubeの犬猫動画で癒やしてもらっています。
シングルマザーはペットを飼うな!とは言いません。
ただ、一人で子どもを育てるだけで時間的にも経済的にも精一杯な人がペットを飼うのは、自分の首を締めるようなもの。
結局それは癒やしではなく、最終的に「定年後もずっと働かなくてはいけない」というストレスとして自分に跳ね返ってきますよ。