お祝いのコメントありがとうございました。
長女の大学入学までの勉強等に興味があるとのコメントをいくつかいただきましたので、ゼニー簿長女の大学入学までの過程を紹介します。
(あくまで我が家の場合です。参考になるかは分かりません)
中学2年から反抗期継続中でした・・・
中学2年生から始まった反抗期。
返事しない、挨拶しない、お金いるときだけ話しかけてくる(爆)・・そんな状態は高校を卒業するまで続いていました。
今はバイトをして少し社会というもの、お金を稼ぐ苦労がわかったからなのか、長女から積極的に話しかけてくることはないけれど、トゲがなく話せるぐらいのマシな状態にはなっています。
あぁ、反抗期は終わりを迎えたんだな・・・と。
反抗期のことを考えると本当に現役で大学に入学できて良かったです。
そうでなければ世間知らずの厨二病があと1年続いていたでしょうからね(苦笑
高校から親は勉強にノータッチ
中学までは塾に行かせておらず、親主導でスタディサプリを活用して勉強を進めていました。
自分で勉強を進められる子には塾なんて必要ないし、スタディサプリは格安でしたからね。
過去記事:偏差値70!スタディサプリ中学講座の口コミと効果の出る利用法
といってもスタディサプリを活用していたのは「数学」のみ。
中学の教材が終わってからは高校の数A 数Ⅱぐらいまでは進んでました。
「英語」は公文に通っていましたが、中2で最終教材が終わり英検2級を取得して辞めています。
高校に入ってからは、ゼニー簿は勉強に関してはノータッチ。
何も指示もしないし、口を出すことも辞めました。
長女が「スタディサプリはやらない」と言い出したので、スタディサプリもやめました。
今は18歳で成人です。
高校生からは勉強や生活などの主導権は本人に任せるようにしておかないと、大学生や社会人になった時に子ども自身が困ります。
親の最終目標は「子どもの自立」だとゼニー簿は考えています。
そのためにも親は口を出すことはやめました。(親参加必須の三者面談以外の学校イベントもノータッチでした)
今まで自分が口を出していたことに口を出さないことは本当にしんどいことだと思います。(めちゃめちゃ心配ですしね)
私も初めは見てみないふりをするのがかなりストレスでしたが、だんだん慣れてくるものです。
初めての定期テストでは赤点も
長女の高校での初めての定期テストは散々な結果でした。
数学以外はほぼ平均点以下。
物理は赤点でした。
中学では学校で1位2位を争う成績だったので、本人はかなりショックを受けていました。
でもまぁ、中学でトップを争う成績の子が集まる高校なのですから当然なのですが(笑
今までのようにのんびりしていては太刀打ちできないこと、井の中の蛙だったことをヒシヒシと感じたと思います。
親としてはもう何もできないので以下のことを伝えました
- 全員があなたのように賢い子たちなんだからショックを受けることはないこと
- ただし、このまま落ちこぼれていては国公立の大学には行けないこと
- 今までのように全教科成績がいいのは無理なこと
- 悪い点数の教科をフォローするために得意教科を作る必要があること
2については、私立大学に行ける教育費は準備していたものの本人に発破をかけるために「うちは国公立の大学にしか行かせられないよ」と言っていました。
その後は赤点を取った物理の補習を受けたことがきっかけなのか、次の定期テストでは物理の成績が格段に上がりました。
そのことで「やればできること」が分かったからなのか、自分の得意な教科がハッキリ分かった(たぶん答えが明確で数式で答えが出るのは得意)からなのか成績は下記のように安定してきました。
- 物理、数学は平均点以上(どちらかと言うと上位)
- 古典、国語、歴史系は平均以下(赤点は取らないライン)
- 英語は平均点周辺
- 体育だけはいつでも10段階評価の10(受験に関係ないけど。笑)
見て分かるように、完全に理系です(笑
不得意な教科があるのはいいけれど、その低い点数をフォローできる得意な教科を作っておくことが安心につながるし、あとあと自信にもつながると思います。
数学と物理が得意科目として自信になったことで、他の教科も高校3年生の頃には平均点に近づいてきました。
賞金制度継続
うちでは中学から成績に応じた賞金を出すことをやっていました↓
中学生が塾なしスタディサプリだけで成績と内申を上げる7つの方法
高校では親は勉強に関与しないものの勉強のモチベーションを少しでも上げようと賞金制度は継続しました。
- 平均点以上 1,000円
- 平均点プラス10点以上 2,000円
- 平均点プラス20点以上 3,000円
賞金の金額も高校生なので高めに設定。
数学、物理では2,000~3,000円、英語では1,000円を獲得。
高校2年生後半になってからは他の教科でも賞金を獲得することも出てきました。
高校3年夏から予備校へ
高校に入ってから長女は運動部へ所属していました
ほぼ毎日部活、部活、部活。
残念ながら夏を前に試合で成績を残せずに引退しました。
そして、突然「予備校の夏期講習へ行く!」と言い出しました(涙
長女の高校は進学校ということもあり、早い時期から予備校へ通う友達もいるようでした。
また、ほとんどの子が夏を前に引退し、夏期講習へ通う様子。
夏休みは長いので部活がなくなった彼女の生活リズムを整えるためにもいいかと思い、了承しました。
が、夏期講習が終わって2学期が始まる前に長女が「このまま予備校へ通う」と言い出したんですーーー(涙
予備校って本当に高いので、夏休みのような長期休暇や浪人生になったら仕方ないけど現役生が行く必要ないのでは?と伝えました。
けれど、長女は「行く」の一点張り。
周りの友達が通ってることへの不安、夏期講習で予備校から(営業的に)不安を煽られることが重なってしまったんでしょうね・・・。
ゼニー簿がお金を出さないなら、自分で出すとまで言い出したので下記のことを伝えました。
- 挨拶も返事もしない人として最低限の礼儀ができない人へ経済的応援はできないこと
- ゼニー簿の最低限の要求(挨拶、返事、部屋の片付け等)はきちんとやるなら考慮すること
すでに書きましたが中2から始まった反抗期がひどくて返事どころか挨拶もしない状態が続いていましたので、逆の立場ならそんな人を応援したくはないし、するような義理もないだろうと伝えました。
また、片付けをせず脱いだら脱ぎっぱなりのだらしない生活態度も改善するようにしないと支援はできないことを伝えました。
予備校の費用は分割払いにできたので、とりあえず1回目は自分で払って改善が見えたらゼニー簿が払うことをで折り合いました。
笑えるのが、次の日から(小さい声だけど)挨拶や返事をするようになりました(爆
よっぽど高額な費用の一部を自分で支払わされたのが痛かった模様です。(結局全部ゼニー簿が後から払いましたが)
予備校で50万かかりました
結局、3年生から夏期講習・二学期・冬期講習と予備校へ通わせる羽目になりました。
- 夏期講習 129,000円(4講座)
- 二学期 220,600円(2教科)
- 冬期講習 129,000円(4講座)
合計478,600円の費用がかかったわけです。
予備校へ通わせると同時に、賞金制度はとりやめました。
賞金制度はあくまでの塾や予備校へ通っていない場合のモチベーションアップのために作ったシステムですから。
ちょうどこの時(長女高校3年生)に東北大学で働いていた時の先生(教授、助教授)と最近卒院した子達に会う機会があったので現役の頃に予備校に通っていたか?を聞いたのですが、全員がノーでした(笑
私も現役生で予備校に通う必要があるとは思っていませんが、長女の焦りや意向を否定しても将来的なわだかまりになる可能性もあるでしょうし、今は現役で受かってくれて結果が出たので吉としています。
ただ、ゼニー簿は現在経済的な余裕がかなりあるので問題ないのですが、経済的にしんどいシングルマザーの場合はいくら子どもの意向でも応じる必要はないと思います。
「無い袖は振れない」ということを子どもにも言い聞かせて話し合うべきかと思います。
受験前に伝えた条件
高校3年になり進路を本格的に決めないといけない三者面談がありました。
反抗期がひどいこともあり、三者面談の前に進路を話し合うような状態ではありませんでした(苦笑
なので、先生を通して下記のように条件を提示して、あとは自分で好きなように決めてくれればこちらは何も言わないと伝えました。
(先生、その説は大変ご迷惑おかけしました・・・笑)
- 私立でも国公立でも行きたいならどこでもOK
- ただし、自宅から通える範囲に限る(一人暮らしはさせられないこと)
- 大学院に進みたいなら大学院は国公立同等の費用しか出せないこと
- 大学に支払うお金以外の交通費を含む生活費等は自分で稼ぐこと(通う学校への距離も考慮すること)
- 大阪公立大学に進学して無料になった分の学費は留学に当てていいこと
「国公立しか行かせられない」とは言っていたものの長女に発破をかけるためのものなので受験が目前になったこの頃には「どこの大学でもOK」でした。(浪人される方がしんどいし。笑)
ただし、一人暮らしさせるような費用負担はできないことと、大学院まで私立に行くような費用は出せないこと条件にしました。
一人暮らしをさせる価値の大学(東大とか京大)とかならともかく、大阪は自宅から通える範囲で大学はたくさんあります。
また、長女はどう考えても理系なので修士課程2年の合計6年の大学生活になります。
もちろんそれは全然いいのですが、私立大学の理系だとかなり高額な費用になるし、それにプラス2年は相当な費用になります。
兄弟間の学費格差があることで将来トラブルになっても困ります。
私立大学に行くのはいいけれど、大学院も視野にいれるような将来設計なら大学院から国公立を受け直すなどの努力をしてほしいと考えました。
4については理系では3年生から忙しくなり通学時間が長いとそれだけで負担になりますのでできるだけ近い大学に通ったほうが良いという意図もありました。
5については三者面談で言うことはせずに本人に直接伝えました。
「大阪公立大学に行けば、授業料が無償化になる分の費用は留学等にあてることができるじゃない?」って。
いつか留学したいと本人が漏らすことがあったので、その気持ちを利用して鼻先に人参をぶら下げたわけです。
長女が通っている高校では東大、京大、阪大へ行ける人もそれなりにいますが、一番多い進学先は大阪公立大学でした。
先生にも言われたのですが、長女の高校で平均以上をとれていれば大阪公立大学へ進学できるレベルということでした。
長女にとって大阪公立大学は無理な目標設定ではなく、今は無理だけど頑張れば手が届く大学だったわけです。
無償化だから・・・ということも親の理由としてはありますが、長女本人としてはちょうどいい目標の大学でした。
結果として大阪公立大学へ進学できれば支払うはずだった学費を留学へ流用できて、本人にもメリットが大きいですからね。
親は「お金を出す人」役割のみに
ということで反抗期に悩まされた3年間でしたが、無事に第一志望の大阪公立大学に現役で合格することができました。
親としては本当にしんどい3年間でした。
大学までの勉強の道のりというよりは、我が家の反抗期が終わるまでの道のりといったほうがいいかも(苦笑
これから長女が本当に留学するのかを含めてどうなるかわかりません。
もう大学まで来ると本当に親は「お金を出す」という役割のみになってきます。
こどもがどんな選択をするにせよ、経済的支援がある程度できるようにシングルマザーは節約と投資を頑張りましょう!
3年間のことなので長くなってしまいましたが、少しでもゼニー簿の経験がお役に立てれば幸いです