優待取りで得なのはどっち?一般信用VS制度信用(3月の優待取りから) | マネーセンス倶楽部

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優待取りで得なのはどっち?一般信用VS制度信用(3月の優待取りから)

更新日:

優待取りで得なのはどっち?一般信用VS制度信用(3月の優待取りから)2月に初めて優待取り(クロス取引)に挑戦しました。
SBI証券の一般信用利用で、株主優待取り(クロス取引)をしてみました。

前回は「一般信用」という逆日歩がつかない初心者向けの優待取り(クロス取引)だったので、今回は逆日歩がつくリスクのある「制度信用」にチャレンジしてみました。

※逆日歩については、逆日歩とは?株主優待取りで気をつけること参照

「一般信用」と「制度信用」の両方のクロス取引をやってみて、分かったことと、かかるコストについて報告したいと思います。

さて、どちらのほうが優待取りに有利なのでしょうか?

2017年3月 株主優待取りした銘柄 全43銘柄

優待取り今回は3月ということもあって株主優待がもらえる銘柄が多かったので、長期保有予定だった個別株まで売っぱらい(←そこまでやるバカ)全力で挑みました。

優待取りした銘柄は、全部で43銘柄。
そのうち39銘柄は「ライブスター証券」で「制度信用」でクロス取引し、4銘柄は「SBI証券」で「一般信用」でクロス取引を行いました。

どちらの方法も、画像解説付きで優待取りの方法を分かりやすく説明していますので参考にして下さい。

ライブスター証券」での優待取りの方法は「手数料最安!ライブスター証券の優待取り(クロス取引)方法」を参照してください。

SBI証券での一般信用を利用した優待取りの方法は「SBI証券で一般信用を使ったクロス取引(優待取り)の方法

一般信用の優待取り価値 約8,760円

優待取り今回は売りと買いは両方共信用取引を利用し、クロス取引しました。

優待の価値金額は、「3,000円相当のカタログから・・・」と書いてあった場合は、素直に3,000円。

米の場合は1kgで440円(お米券の価値と合わせました)としております。

また、クオカードや商品券なども額面金額としております。

コード ▲銘柄名貸株料価値金額クオカード
2327NSSOL201,000
4708りらいあ91,760
7278エクセディ273,000
7313TSテック253,000
合計818,760

貸株料81円 +売買手数料(515円☓2)=1,111円のコストになりました。

1,111円/8,760円=12%のコスト率です。

前回のコスト率は22%だったのに対し12%まで下げているのは、今回「現物買い」ではなく「信用買→現引き」を利用して売買手数料のコストを下げたことが1つの理由です。
(現引きを利用してコストを下げる方法は、「手数料減!SBI証券で現引きでクロス取引する方法」参照

しかし、前回は現金化できる商品券にこだわったのに対し、今回は優待が「物」が半分を締めているので実際の価値はそれほどないかもしれません。

 

制度信用の優待取り価値 約78,000円

優待取り今回ゼニー簿が全力で優待取りした銘柄です。

 

コード ▲銘柄名金額枚数支払日歩貸株料価値金額クオカード自社
優待券
1333マルハニチロ3,470100480412,000
1417ミライト・ホールディングス1,13010030131,000
1976明星工業65810010571,000
2001日本製粉1,6865008251013,000
2127日本M&Aセンター3,6901000442,200
2173博展53710006500
2613J-オイルミルズ4,230100720503,000
3079ディーブイエックス1,34210015161,000
3088マツモトキヨシHLDGS5,410100255652,000
3093トレジャー・ファクトリー797100091,000
3794エヌ・デーソフトウェア1,070100012500
4636T&K TOKA1,080100165131,000
4665ダスキン2,514300495902,000
5273三谷セキサン2,700100150322,000
6005三浦工業1,81510045211,000
6238フリュー1,5061000182,000
6419マースエンジニアリング2,3891000281,000
6458新晃工業1,635100285193,000
6485前澤給装工業1,605100300191,320
6517デンヨー1,75510016521880
7167めぶきフィナンシャルG4581,000750552,500
7256河西工業1,4291000171,000
7550ゼンショーホールディングス1,8905001,1251136,000
8350みちのく銀行1921,0000233,000
8386百十四銀行3891,000750462,500
8388阿波銀行7281,000750873,000
8424芙蓉総合リース5,190100660623,000
8439東京センチュリー3,945100540472,000
8508Jトラスト1,0303000375,000
8616東海東京HD61810007500
8692だいこう証券ビジ648500300392,000
8697日本取引所グループ1,6361000193,000
8793NECキャピタルソリューション1,7502000422,000
8860フジ住宅7641,0000923,000
9319中央倉庫1,12810021013880
9368キムラユニティー1,19910022514880
9405朝日放送8101001659500
9433KDDI2,9871000363,000
9436沖縄セルラー電話3,7551000453,000
合計9,5101,42878,160

優待待の価値78,160円に対して、逆日歩が9,510円でした。

逆日歩率 約12%という逆日歩率の結果になりました。

この結果が優待どりしている人の一般的な確率なのかどうか、統計がないのでわかりません。

 

制度信用のコスト率 14%でした。(本来は23%)

売買手数料 0円

今回の制度信用を使った優待取りは、売買手数料が安い「ライブスター証券」を利用しました。

しかも、3月の少し前に口座開設し「口座開設キャンペーン 取引手数料0円」を利用したので売買手数料は0円でした。

ライブスター証券口座開設キャンペーン 売買手数料無料

制度信用取引貸株料 1,428円

ライブスター証券」の制度信用取引貸株料は年率 1.10%です。

今回は4日間株を貸してもらったことになるので、金額☓株数☓1.1%☓4/365日の計算式です。

貸株料は、合計で1,428円になりました。

支払日歩料 9,510円

今回優待どりした銘柄はラッキーなことに高額逆日歩はつきませんでした。

少し逆日歩が高いかな・・・と思うものは10銘柄ほどありましたが、それでも優待の半値以上を超えるものはなくまずまずといった結果?

いやいや、初の制度信用を利用した優待取りとしては上々の結果だったと思っています。

合計コスト 10,938円

売買手数料0円+貸株料1,428円+支払日歩9,510円=10,938円のコストとなりました。

コスト率は、10,938円/78,160円*100=13.99% 約14%となりました。

売買手数料を支払っていた場合 コスト率23%

今回、「ライブスター証券」の口座開設キャンペーンを利用したので売買手数料がかかりませんでした。

しかし、売買手数料を支払った場合を計算すると(売りと買い(現引)を両方共信用取引を利用すると仮定)
80円☓43銘柄☓2=6,880円が余計にかかることになりますので、

売買手数料6,880円+貸株料1,428円+支払日歩9,510円=17,818円のコストとなります。

コスト率は、17,818円/78,160円*100=22.79% 約23%

そう考えると、一般信用を利用した場合(2月)と同等のコストがかかることになります。

優待取りで有利なのはどっち? 一般信用 VS 制度信用

2月と3月の2回の優待取りの結果(母数が少なくて申し訳ない)から分かることは2つです。

コストは引き分け!

今回は「ライブスター証券」のキャンペーンがあったので売買手数料が無料だった分、コスト率は制度信用に軍配が上がっています。

しかし、本来は売買手数料がかかりますし、逆日歩が付くことを考えると、それほどコスト的には変わらないのでは?というのが正直な感想です。

取引できる銘柄数は、制度信用の勝ち!

一般信用できる銘柄で人気のある銘柄は早めに売切れてしまいます。

ゼニー簿はまだ「SBI証券」の一般信用しか利用していませんが、「SBI証券」はまだ一般信用で利用できる銘柄もそれほど多くないので欲しい銘柄があまり残っていませんでした。

また、一般信用を利用できない銘柄もたくさんあります。

そうすると、逆日歩というリスクをおかしても制度信用を利用することになります。
(次回はカブドットコム証券にもチャレンジしてみたいですが)

リスクを避けるなら、一般信用の勝ち!

今回ゼニー簿が取得した銘柄で高額逆日歩がつくものはありませんでした。

しかし、銘柄によってはすごい逆日歩が付いたようです。

  • 4712 アドアーズ
    3,500株取得でアロマオイルトリートメント120分ボディコース(2万2千円相当分)の優待に84,000円の逆日歩。
  • 9943 ココスジャパン
    100株取得で1,000円の食事優待券に10,560円の逆日歩!
  • 2705 大戸屋ホールディングス
    100株取得で2,500円の食事優待券に10,500円の逆日歩
  • 9850 グルメ杵屋 36,000円
    1000株取得で10,000円相当の優待食事券に36,000円の逆日歩

アドワーズ以外は、ゼニー簿も狙っていた銘柄だったので手を出さなかったことに心底ホッとしています。1000円の食事券に10,560円も払うなんて、考えただけで涙が出そうです。

まとめ:今後の優待取りの方針

コスト的にはほとんど変わらない結果となったので、一般信用と制度信用の両方を上手に使いこなすことが優待取りで失敗しないコツだと感じました。

ゼニー簿が今回優待取りをしてみた傾向としては「商品」の人気が結構高い。
ある程度の逆日歩が発生する結果となりました。

特にマルハニチロ、日清製粉やJオイルミルズなどの皆が知っている会社の自社製品、銀行系がやっているカタログギフトの人気が高いように思いました。

このような商品はリスクをおかさず、できれば一般信用を利用したほうがいい。

また、食事券は高額逆日歩がつく確率が高いようです。
先ほど紹介した銘柄は日頃外食を抑えているゼニー簿も欲しくてたまらなかったのですが、今回の結果から制度信用で食事券を取るのは止めておこうと思いました。

以上の結果から、一般信用が取引可能であれば一般信用を利用し、制度信用を利用する際は食事券と有名企業の商品、銀行系カタログギフトはできれば避ける!!

という方針で次回もチャレンジしたいと思います。

 

また、制度信用で優待取りを初めてやる際には、売買手数料無料キャンペーンを上手に利用しましょう!

こういうキャンペーンを利用することで、初心者は逆日歩のリスクもある程度吸収できます。
次の優待は6月がまずまずの数ですので、その少し前に口座開設するといいですよ。



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