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府営住宅(昭和団地)に住んで1年。公営住宅のメリットとデメリット

更新日:

昭和に建てられた古い府営住宅に住んで約1年が経ちました。

公営住宅の大きなメリットは家賃が安いことなのですが、想像していなかったメリットとデメリットもありました。

特に今回紹介するのは、「昭和に建てられた築40年以上の団地」ならではのものになります。

古い公営住宅への申込を検討している人の参考になればと思います。

公営住宅のメリット

「昭和に建てられた築40年以上の団地」に住むメリットを紹介します。

家賃が安く固定費削減

ゼニは大切でっせ公営住宅は一定の所得以下の人しか申し込みできない「低所得者向け」の住宅になります。

そのため、家賃が周辺の相場よりも安く抑えられています。

特に築40年以上の団地は古いこともあって、新しい公営住宅よりも家賃は安く設定されています。

また、年間所得によって家賃も減額されるため、給料が安ければ家賃も安くなります。

家賃が安く抑えられるということは毎月の固定費が削減できるので、節約する上で大きなメリットでゼニー簿は本当に助かっています。

更新費は要らない

家賃は毎年の納税額(収入)によって決まります。

勿論何年たっても更新費用は要りません。

周辺の環境が良い

団地の周辺には、公園や広場などが配置され、緑が沢山植えられています。

窓から見える景色は緑が多く、本当に周辺の環境はとても良いと感じています。

意外と治安がいい

昭和40~50年台に建てられた団地には昔から住んでいる人の割合が高くて、顔見知りが多いです。

その方たちは70代以上になっているので、退職している方ばかり。天気のいい日は外でご近所同士がおしゃべりしている事が多いので、変な人がいればすぐに噂になります。

そういう意味で、意外と治安が良いのです。(笑

子供の数が少ない

小学校入学式の準備とグッズ古い団地は高齢化が進んでいるので、子供の数が極端に少ないです。

子供が少ないというのがメリットになるかは、人それぞれだとは思いますが、ゼニー簿はメリットと捉えています。

子供の数が少ないので学校のクラス数も少ない。
当然、先生は子供の名前と顔を全学年覚えられる人数です。
学校の目が行き届きやすくて、どちらかと言うと「安定」しています。

公営団地というと、「治安が悪くて、学校が荒れている」というイメージを持たれがちです。

しかし、古い団地は逆に「荒れるような要素」が少ないのです。

ただし、親のレベルが低い傾向にあるので、荒れてはいませんがレベルは高くありません。(苦笑

公営住宅のデメリット

「昭和に建てられた築40年以上の団地」に住むデメリットを紹介します。

自治会活動が活発

団地公営住宅の家賃が安い理由に、「団地の管理は住人でやる」というのがあります。

団地内の掃除や、団地周辺の清掃、雑草の駆除等、団地の管理は基本的に住人が行います。

何か問題があれば自分たちで解決する必要があり、自分たちで解決できない部分は「自治会長から大阪府に申し出る」というのが公営住宅の制度のようです。

そのため、自治会活動はしっかりしています。

細かいルールは同じ地域でも、団地の棟によって決められていて、月1回住人が集まって掃除をしていたりします。(ゼニー簿の住んでる棟は、お金を出し合ってシルバー人材センターに委託しています。)

高齢化のために自治会も昔と比べれば簡略化したり、役員を統合したりとラクにはなっているようですが、それでも自治会という制度は今までの中で一番しっかりしています。

今年はゼニー簿も自治会の「棟長」という担当になりましたが、月1回の集会所の掃除、会合、町内会費の回収などの仕事をしています。

また、子供会も活発で月1回の廃品回収に子供は参加する必要がありますし、親は子供が高学年になれば役員しなければなりません。

面倒だとは思いますが、ゼニー簿は「家賃が安い分の負担」だと割り切っていますし、仕事をしている人も無理なく参加できる仕組みになっているのでそれほど苦痛だとは感じていません。

しかし、近所付き合いや自治会が面倒だと思う人には、公営住宅はおすすめできません。

一部の住人のレベルが低い

ゼニー簿自身のレベルが高いわけではありませんが、やはりモラル等の面で一部住人のレベルが低いと感じます。

小学校から当たり前に遅刻してきたり、化粧してきたりする子も学年に1人か2人はいます。

しかし、話してみるとそんなに悪い子でもなく。(笑

あくまで「一部の住人」ですので、割合としては多くはありませんが、やはり子供がいる人には気になると思います。

子供によりよい環境を求めるなら、おすすめはできません。

「色んな人がいる」と割り切って、子供がこういう友達に引きずられないように目を光らせる必要もあると思います。

これについては、住んですぐに書いた記事も参考にして下さい。
府営住宅唯一のデメリット 団地で感じたスラム感

団地のデメリットを許容できるか?で考えよう

新しい団地は設備はいいかもしれません。

しかし、公営住宅はあくまで自分たちで「団地を維持管理する必要」があるので、住民同士のつながりが大切です。

新しい住人同士、同世代でそれを構築するとなると、なんだかいざこざがありそうで面倒です。(苦笑

しかし、古い団地なら自分の母親と父親世代が住人の中心です。

世話好きの人も多く、近所のつながりや自治会のことを考えると、ある程度しっかりした基盤がある古い団地のほうが住みやすいのでは?と感じています。

話を聞いていると、昔は近所付き合いが密すぎてしんどかったんだと推測されます。

しかし、今は住人が高齢化していること、一部は新しい住民に入れ替わっていることで、関心と無関心がいい感じに混在した住環境になっています。(もっと高齢化して来ると違うのかもしれませんが・・・・)

住んで1年ですが、家賃以外でも古い団地のメリットもあると感じています。

ただ、先ほど紹介したデメリット2点が許容できるかどうかは大きな問題だと思いますので、公営住宅に申し込む際には築年数も踏まえてよく考えましょう。



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