実家じまい体験談①の続きです。
実家売却に向けて遺品整理と片付けを行いました。
業者は広さによって金額に差が出る!
1番簡単な実家じまいの方法は、「業者に頼むこと」です。
「遺品整理」で検索すればたくさんの業者がヒットするはずです。
当然ながら、家の広さが広ければ金額も上がってきます。
ネットでおおよその金額を査定するようなサイトもありますが、どの業者も結局「実際の状況を見て査定する=訪問査定」をしないと最終的な金額を見積もってくれないと思います。
- マンションならエレベータがあるか、エレベーターまでの距離
- 一戸建てなら大型家具を出しやすい間取りか
- 道路沿いか否か(トラックまでの距離)
- 大型家具の多さ
- 生活道具すべてか、家具だけか
- モノの多さ
- ゴミ屋敷なのか否か
- 解体作業が必要なものがあるか
以上のポイントが明確にならないと、作業人数や必要な時間、トラックの台数や大きさが全然変わってくるからでしょう。
うちは家具家電ぐらいだから訪問査定は面倒だし必要ないだろうと、ゴミを一覧表にして見てもらいましたが、どの業者も「訪問査定しないと見積もりは出せない」とつっぱねられました。
大型家具の搬出のやりやすさ、モノの多さ、ゴミ屋敷化してないか等は実際見てみないと分からないこともありますからね。
家具家電以外は自分たちで処理
うちの実家は母が亡くなったときに、子ども部屋と母の遺品はおおかた処理していたので実家の広さ(4LDK)の割にはモノは少なかったと思います。
父は毎日1Fのみで生活していたので、2Fの3部屋にはあまりモノはなかったからです。
業者にすべてを頼んでお金で解決するという選択肢もあったのですが、どこから何が発見されるか分からないので家具家電以外の食器や衣類、日用品の小物類は自分たちで処理することにしました。
毎週、毎週、妹と二人で実家に行きゴミを詰めて、妹の車でゴミ処理センターに自分で持ち込むこと7回(約2ヶ月)でようやく家具以外はきれいに片付きました。
自分たちでごみ処理場まで運んで処分したので、小物類は約2万円ぐらいの処分費で収まりました。
家具家電の処分は業者に依頼
実家には中身の入ってない家具と家電、それに屋外倉庫とコンクリートブロックが残されました。(詳細は下記のとおり)
- 屋外倉庫とブロック(岩含む)
- 冷蔵庫
- ダイニングテーブルと椅子
- 食器棚2つ
- ピアノ椅子
- テレビ台2台
- テレビ2台
- ソファー2つ
- リビング机
- こたつ机
- 洗濯機
- 嫁入り道具のタンス3つと三面鏡(大きくて2Fにある!)
- エアコン2台
- 下駄箱
- 物干し竿等
これらはさすがに50台の女二人で運び出せないので、これらの大型のゴミは業者に依頼することにしました。
見積もりを取った業者は4社。
12万~18万と見積もりに差はありましたが、父が川から拾ってきて庭に放置していた(ナゼ?)大きな石やブロックも処分してくれるという業者13万8千円に決定!!
業者によってはブロック(岩含む)は持っていけない等あるので、庭の残留物が多い方は確認する必要があります。
当日は男性作業員4人、2トントラック1台と軽トラ1台で9時から12時半までの3時間半で作業は終わりました。
庭にある物置の解体、2Fにある桐のタンスの解体と搬出に一番時間がかかったと思います。
エアコンは無料で引き取った業者もあった
訪問査定の際に1つの業者が「今なら無料でエアコン引き取ります」というので、見積もりに来てもらったときにすぐに解体できる3台はその場で引き取ってもらいました。
30年近い年代物のエアコンを無料で解体して引き取ってもらって「ほんとうにいいの?本当に無料で?」と思いましたが、本当に無料で持っていきました。
どういう利益の出し方をするのか不思議なのですが・・・ゴミの世界は謎が多そうです。
5台のエアコン中3台はすぐに引き取ってもらいましたが、残り2台は屋根に設置されていたりして解体が一人では危ないということで引き取ってもらえませんでした。
ピアノは19万で買い取り成立!
タケモトピアノに買取査定をお願いしても処分費を取られるだけ。
そんな噂を聞いていたので、うちの約35年物のピアノ(ここ20年は調律もなし)は業者にお金を払って処分するしかないか・・・と思っていました。
しかし、ネットで30年もののピアノを買い取ってもらえた!というブログを発見したので、諦めずにピアノ一括査定で査定してもらうことに。
お願いしたのは引越し侍というサイト。
必要な情報は以下のとおりでピアノの上の蓋を開ければ知りたい情報はわかります。
- メーカー名
- ピアノの色
- ピアノの種類
- ペダルの数
- モデル名
- 製造番号
合計4社からメールで見積が来て、なんと査定額は178,000~190,000円!!!
え!!そんなに高値で買い取ってもらえるの!?とびっくり。
結局、査定額が一番高い19万円を提示してくれた業者に引き取ってもらうことにしました。
引取時当日にピアノの内部がカビていたり、動作がうまくいかなかったりすると査定額からいくらか引かれてしまうようですが、我が家のピアノは19万そのままで引き取ってもらえました!
古いピアノだからと諦めず、一度査定に出してみてください。
遺品整理費用 プラス3万2千円なり
めでたくピアノが19万で買い取りしてもらえたおかげで、遺品整理はマイナスではなくプラスになりました!
小物類処分費(合計7回) -20,000円
家具家電処分費(業者依頼)-138,000円
ピアノ処分費(買い取り) +190,000円
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合計 +32,000円
まさか遺品整理でプラスになるとは思ってなかったのですが、ピアノのお陰でマイナスにならずに済みました。
もちろん、小物類は自分たちで処分するのに2ヶ月かかったので、その労力を考えると明らかにマイナスなのですが(w
こうして無事に実家じまいが終了し、次は売却に向けて動き出しました。つづく・・・