新しい包丁が欲しくて「堺刃物ミュージアム」に行ってきました。
「ミュージアム」という名前ですが、職人さんが包丁を研いでくれたり、包丁を販売している施設です。
大量生産された包丁ではなく、堺の刃物職人が作った包丁だけを扱っているので「良いものがほしい」人にはおすすめですよ。
何より実際に職人の包丁を手にできるので、ピッタリの包丁が見つかります。
堺刃物ミュージアムとは
堺伝統産業会館の1Fは、刃物を含めた堺の伝統的な産業技術が紹介されていますし、伝統工芸品を扱うお土産屋もあります。
2Fは刃物ミュージアムとして、包丁を持ってくれば、職人さんが研いでくれますし(有料)、堺の刃物職人が作った包丁を販売もしているという場所です。
刃物だけを扱う道の駅のような感じといえば、分かりやすいでしょうか。
堺刃物ミュージアムがおすすめの理由
堺の「伝統的工芸品」である刃物といっても、何人もの職人がいます。
職人が属する刃物屋も1つではなく、複数存在しています。
それぞれの刃物屋さんが個別にお店を構えていますが、刃物ミュージアムならすべての職人の刃物をまとめて販売しているので、1店舗づつ見て回る必要がありません。
刃物ミュージアムなら、それぞれの職人の包丁を比べて選ぶことができるから、おすすめなのです。
ゼニー簿は今回「三徳包丁」を目当てに見に行ったのですが、同じ三徳包丁でも職人やメーカー別で違いが出てきます。
材料、大きさ、長さ、重さ、デザインがそれぞれちょっと違うのです。
もちろん、値段も。(笑
堺刃物ミュージアムで包丁を選ぶ方法は?
包丁の条件を伝える
数人の包丁に詳しいスタッフがいるので、探している包丁の3つの条件を伝えてください。(カッコの中はゼニー簿の要望)
よく切れる包丁を求めるなら「鋼」の包丁がベストですが、洗ったらすぐに乾燥させるなどの手入れが必要です。
ステンレスの包丁を使い慣れているズボラのゼニー簿は「鋼製」はすぐに錆びさせてしまう可能性が高いので、今回はやめておきました。
- 包丁の種類(三徳包丁)
- 予算(1万円)
- 手入れが楽な包丁
3つの条件を伝えると、条件に合う包丁をスタッフが7種類ほどピックアップしてくれました。
実際に手にすると重さで好みが分かる
同じように見えても、手にとって見ると「重さ」が全然違います。
やはり実際に手にとって見て、手にしっくり来る包丁が一番だそうです。
同じ三徳包丁でも、こんなに重さがちがうのか!と思うほど違いました。
やっぱり、良い包丁を買うなら実際に手にしてみることが必要ですね。ネットでは分かりませんから。
ゼニー簿はある程度の重さがある包丁が好きなので、「重さ」の好みだけで7つから3つに絞られました。
その中でも、少し長さが違ったり、柄の色やデザインが違うので最終的に気に入ったものは2つに絞り込みました。
スタッフのオススメを聞こう
2つに絞った包丁は、重さも見た目もほとんど同じだったので、決めかねていました。
そこで、スタッフに「どちらがおすすめですか?」と聞くと、即答で「こっちがいい」と。(笑
「一枚ものだから」だそうで、即答されたので、おすすめされたものに決めました。
ゼニー簿の手にしっくり来た職人が作った包丁は、コチラ。
實光 INOX MV鋼 本刃付き プロフェッショナルナイフ(三徳包丁)です。
納得して購入できた包丁!大事にします。
最終的にゼニー簿が選んだ包丁は「實光」というメーカーでした。
実はこの實光さんは、「堺刃物ミュージアム」から徒歩10分ぐらいのところにオシャレなお店を構えています。(日祝休み)
同じものを購入するならコチラのお店で直接購入するほうがいいのかもしれません。
しかし、色々と比べてみた結果が「實光」だったわけで、せっかく堺に行くならまず「堺刃物ミュージアム」で持ち比べるのがおすすめです。
人によっては、他のメーカーのほうが手にしっくり来るという確率が高いからです。
堺観光には、「堺刃物ミュージアム」はおすすめですよ。
包丁も研いでくれるので、行くときは家の包丁も持っていきましょう。