前回、ゼニー簿の父上のエピソードを書いたのですが(何でも業者に頼る男)、
他にもネタを思い出してしまいました。(笑
今回も我が父上のお金がたまらないエピソードをご披露差し上げましょう!
ゼニー簿父、親子でもお金の管理は正反対
ゼニー簿の父親は現在年金暮らしです。
職も転々としてきたせいで、年金額はたいしたことはありません。
ただスーパーマッハドケチ母が生前に貯めておいてくれた貯金があるので
不自由なく暮らしています。
しかしながら、パチンコに散財したり
ビックリするような高い食材を平気で買ったりと
金持ちでもないのに「節約」とは
無縁の思想で生きています。
そして、どちらかと言うとお人好しで
すぐに人にお金を貸してしまうようで
若い時は色々と苦労したようです。
血が繋がった親子でも、
お金に対する考え方は正反対なことからも
「お金の考え方は遺伝しない」といえると思います。
複利の効果を理解できない男
父の預金ですぐに使わないお金が1000万ほどあったので、
その時10年定期で1.0%だった大阪協栄信用組合の「スーパー定期1000」に
預けるように何度もアドバイスしました。
低金利がこれから続くことが“ゼニー簿にでさえ”分かったので
このチャンスを逃せばなかなか巡り会えない(定期預金では)高金利だし
すぐに金利は下がることが予想されたので、
ゼニー簿は1000万をすでに大阪協栄信用組合に預けていました。
もちろん、大阪協栄信用組合自体がメジャーな信用組合でもなく
わざわざ遠くまで預けに行かなくてはなりませんので、
面倒なのは分かっています。
それでも、わざわざ預けに行く価値がかる金利だと
確信していました。(2017年11月現在0.6%に下がってます)
何度もしつこいぐらいココに預けるように進言するのですが、
なんせ我が父の腰が重い。
「1%とっていうても、他の銀行と比べても知れとるやないかい。
0.5%ぐらいの差やろーが。」というのです!!(怒
0.5%も差があったら、10年でどれだけ差がつくことか!?
複利効果を見よ!0.5%金利の差は10年で53万円の差に!
同じ1000万を金利0.5%、1.0%で預けた場合の差を表にしてみました。
0.5%金利(半年複利計算) | 1.0%金利(半年複利計算) | |||||
年数 | 元利合計 | 利息 | 実質金利 | 元利合計 | 利息 | 実質金利 |
10,025,000 | 25,000 | 0.25% | 10,050,000 | 50,000 | 0.50% | |
1年目 | 10,050,063 | 50,063 | 0.50% | 10,100,250 | 100,250 | 1.00% |
10,075,188 | 75,188 | 0.75% | 10,150,751 | 150,751 | 1.51% | |
2年目 | 10,100,376 | 100,376 | 1.00% | 10,201,505 | 201,505 | 2.02% |
10,125,627 | 125,627 | 1.26% | 10,252,513 | 252,513 | 2.53% | |
3年目 | 10,150,941 | 150,941 | 1.51% | 10,303,775 | 303,775 | 3.04% |
10,176,318 | 176,318 | 1.76% | 10,355,294 | 355,294 | 3.55% | |
4年目 | 10,201,759 | 201,759 | 2.02% | 10,407,070 | 407,070 | 4.07% |
10,227,263 | 227,263 | 2.27% | 10,459,106 | 459,106 | 4.59% | |
5年目 | 10,252,831 | 252,831 | 2.53% | 10,511,401 | 511,401 | 5.11% |
10,278,463 | 278,463 | 2.78% | 10,563,958 | 563,958 | 5.64% | |
6年目 | 10,304,160 | 304,160 | 3.04% | 10,616,778 | 616,778 | 6.17% |
10,329,920 | 329,920 | 3.30% | 10,669,862 | 669,862 | 6.70% | |
7年目 | 10,355,745 | 355,745 | 3.56% | 10,723,211 | 723,211 | 7.23% |
10,381,634 | 381,634 | 3.82% | 10,776,827 | 776,827 | 7.77% | |
8年目 | 10,407,588 | 407,588 | 4.08% | 10,830,712 | 830,712 | 8.31% |
10,433,607 | 433,607 | 4.34% | 10,884,865 | 884,865 | 8.85% | |
9年目 | 10,459,691 | 459,691 | 4.60% | 10,939,289 | 939,289 | 9.39% |
10,485,840 | 485,840 | 4.86% | 10,993,986 | 993,986 | 9.94% | |
10年目 | 10,512,055 | 512,055 | 5.12% | 11,048,956 | 1,048,956 | 10.49% |
10年でその金利の差は、536,901円になります。
すごくないですか?
「たった0.5%の差」だと思うかもしれませんが、
複利の効果で10年後に手にするお金は大きな差になってしまうのです。
この複利効果をバカにしている限り、
一生お金持ちにはなれません。
娘にキレられて預ける複利効果を理解できない男
何度も口を酸っぱくして、少しでも金利の良いところに預けるように進言して
数ヶ月・・・・ついに1.0%だった金利も、0.8%に下がってしまいました。
「ほら!だから言うたやろ!1.0%なんて金利なかなかなかってんで!
とにかく大阪協栄信用組合に預けに行きなさーーーーーい!!(ゼニー簿爆発)」
娘にマジギレされて、しぶしぶ預けに行く我が父親。
ふぅ。
ゼニー簿としては、長生きした時に少しでも
いい暮らしが出来るようにとアドバイスしているだけなんですが。。。
複利の大きな効果が計算できない我が父。
せっかくいい娘がいても(?)
本人が理解しようとしないと一生お金がたまらない人のままです。
皆さんはちょっとした金利差を軽く見ていませんよね?