松居一代さんが夫である船越英一郎氏を相手に愛憎劇を繰り広げていますね。
初めは「更年期かな・・・」なんて笑いながら見ていたのですが、松居一代さんの「夫を地獄へ引きずりおろしたい」と思われる怨念のようなものを見ているうちに、別居したての自分を思い出しました。
※投資や節約の話とは全く関係ありません。
自分にもあった「相手を地獄へ落としたい」衝動
別居当初、自分にも同じように「(自分が傷ついても)相手を地獄へ落としたい」という衝動がありました。
今までの恨みというか、怨念というか。
うちは言葉の暴力が原因でしたが、相手が悪くて別居するのに「仕事」「子供の環境(保育所等)」「家」をこちらが手放さなければいけなかった。
そんな自分の失ったものに対する恨みです。
なぜ、私ばっかり。
なぜ、私は悪くないのに。
考えれば考えるほどその気持は増長していき、どうやったら自分が味わったと同じ苦痛を相手に与えられるのかということばかり考えたりして。
もう心の中はドロドロです。(笑
松井さんのようにSNSを使ってという方法ではないけど、具体的にできる方法まで考えたりしました。
だから、松井さんの気持ちはなんとなく分かります。
たぶん人生(結婚)で底まで落ちた人間にしかわからない感情です。(爆
たぶん浮気されたことで、自分が悪くないのに、傷つけられているのは私ばっかり・・・って、失ったものへの執着が心のなかで渦巻いているのでしょう。
でも、ゼニー簿は実行に移しませんでした。
相手と一緒に地獄へ落ちても、いいことなんてない
相手を引きずり下ろして地獄へ落としても、過去がなくなるわけじゃありません。
たぶん地獄へ落としても、相手を殺しても、あの時の気持はなくならない。
それより、そのことを考えれば考えるほど気持ちは増長していき、気持ちはもっとドロドロしていく。
そうやってそんなことを考えている時間は、結局恨んでいる元夫に費やしているんですよね。
いつまでたっても、彼にコントロールされていることになってしまう・・・そう思いました。
もったいない。
バカらしい。
そう考えて、彼を地獄へ落とそう、恨みを晴らそうなんて考えることをやめてしまいました。
でも、まだ私の中にはその感情は確実にあります。
引っ張り出そうと思えば、引っ張り出せるほど、強い気持ちです。
でも、そんなことに使っている時間や暇があれば、自分のために使うべきなんです。
幸いゼニー簿の場合は、仕事や日々の生活が忙しいこともあって、その気持は心の奥へしまい込めました。
お金と時間ができたときにどう生きるかは課題
なぜ松井さんはそれができないんだろう?と考えると、「満たされすぎている」のかもと思いました。
ゼニー簿の場合は、新しい仕事を見つけることや、子供を新生活に慣れさせて、日常を取り戻すことで手一杯でした。
でも、彼女には手のかかる子供ももういないし、一生仕事をしないでもいいぐらいの資産もあるし、時間もある。ついでに有名人というステータスもある。
「お金」も「時間」もありあまるほどあって、忘れさせてくれる何かを持っていないんじゃないでしょうか。
そう考えると、「お金」があるだけでは幸せにはなれないんだな・・・とつくづく思います。
ゼニー簿も松井さんほどではなくても、資産を増やして早めにリタイアしたいと思っています。
でも、晴れてリタイアできる状態になった時、どう生きていくかは大きな課題だな・・・とも考えさせられました。
今は現実味がないぶん、「旅行しまくるぞーー」なんて気軽に考えています。
でも、子供も大きくなって相手もしてもらえず、お金と時間だけはある状態になった時、旅行だけで満たされるのかな?とは思います。
松井さんと自分を重ね合わせ、ちょっと過去を思い返し、未来を想像してみるいい機会になりました。
真剣にリタイア後のことも、考えなくてはなりませんね。(笑