人生を自由に生きたくてFIREしました。
ただ、贅沢したいわけじゃないけど、人生を楽しむためにはお金が必要。
「老後にお金は足りるのか?」FIREはこの葛藤との戦いの始まりなのかもしれません。
そんなFIRE民に読んで欲しい本が、「DIE WITH ZERO」です。
月20万で生活はできるけど
家族3人(子ども2人)で月20万円で生活できる生活レベルにしています。
生活は十分できるんですが、ただ「人生を楽しむ」となると当然ですが足りません。
旅行に行ったり、スキーに行ったり、登山に行ったり・・・自分の楽しみを求めるとやはりお金がかかります。
もちろん、人生を楽しむためにFIREしたのですから、自分が楽しいと思える趣味にはケチらずに使いたいと思っています。
ただ、問題はどこまで使っていいか・・・なんですよね。(苦笑
資産ゼロで死にたい
今はまだブログでの多少の収入もあるし、働こうと思えば(思わないけど)働けます。
でも、誰にで働きたくても体力的に難しい「老後」がやってくるわけです。
そんな老後の資金として、資産をある程度使わずに置いて置かなければなりません。
ただ、せっかく頑張って貯めて増やしたお金を使わずに死ぬことだけは絶対に嫌!!
子どもに資産を残したいという奇特な(?)人も世の中には結構いるみたいけですが、ゼニー簿は絶対に嫌!
自分の金は自分で楽しんで使い切って死にたい!!
子どもに残すために働いて節約してきたわけじゃねーんだ!!
と、考えているわけです。
そう。わたしゃ、ゼロで死にたいんです。
老後資金vs 今を楽しむ FIREの悩み
結局どれぐらい使ってもいいのか?ってことで、老後資金(お金を使わない) vs 今を楽しむ(お金を使う)で心の葛藤が始まります。
- 投資の想定リターンはあくまで「想定」で不安
- いつまで生きるのか不明だから、いくら必要なのか不安
- 老後ってお金いくらかかるのか不安
老後って、予測できないことばかりで漠然と不安なんです!(苦笑
不安なら、DIE WITH ZEROを読め
そんな葛藤の中で出会った「ゼロで死ぬ」というゼニー簿の理想をそのままタイトルにした本。
この本を読んで、老後の不安との戦いをやめることにしました。
だって、この本を読んでると「死ぬまでにもしかしたら使い切れないかも!?」と逆の恐怖を感じたんです。(笑
- 年をとったらお金を使えなくなる(欲や気力がなくなる)→歳を取る前に使い始めるべき
- 年を取れば思い出(経験)が宝になる→経験にお金を使うべき
- お金より健康のほうが大事→運動や食べ物にお金を使うべき
人間というのは不安や欲からお金をため続ける魔力にハマってしまいがちですが、お金は貯めるためのものではなく「使うため」のものなはず。
この本によるとアメリカでは70代が人生で一番お金持ちになるそうです。
でも、70歳以降になるとお金を使う気力や体力がなくなってしまって、現役時代の7割ほどの生活費があれば十分になってしまうと。
そして、体が動かなくなった時に後悔するのは若い頃にもっと好きなことをやってお金を使っておくべきだった・・・という顛末になるらしい。
怖い!怖すぎるっ!!
だから、この本では45歳から資産を取り崩し始めることを勧めています。
ゼニー簿は今48歳。
資産を取り崩していくのに丁度いい年齢のようです。
というか、漠然と1億を目標にしていたけれど、もっと早くにFIREしてもよかったのかも・・・と少し後悔しています。
元気な今こそ!健康と経験にお金を使う
ゼニー簿ももともとがケチ(節約家)なので、お金が十分貯まった現在も「贅沢かな?」と躊躇しがちなんですよね。
でも、それでは無駄に資産を増やして人生を無駄にしてしまいます。
FIREしてから趣味にはお金をそれなりに使ってきたつもりですが、これからはもっと意図的にお金を使っていかなくては!
ということで、下記の2点をベースに試算を取り崩していこうと思います。
- 固定費は上げない(生活レベルは上げない)
- 経験や健康にお金を使うことを躊躇しない(意図的に使う)
あくまで支出を増やすのは「経験」や「健康」だけ。
生活レベルはそのままで、単純に経験に関することの支出を増やして1.5~2倍の支出をしていくつもりです。
具体的には年2回ぐらいだった旅行ももっと回数を増やし、コンサートや演劇などを見に行くことにもお金を使って行こうと思っています。
老後のためにお金を貯めることはもちろん重要なのですが、必要以上のお金を貯めすぎないようにしたいものです。
今という時間はもう二度と戻ってこないんですから。
資産形成をきちんとされている方は、ついつい漠然とした不安からお金を使うことを躊躇しがちだと思います。
でも、そういう方こそ「お金を使うこと」を意識したほうがいい。
「1億ぐらいじゃFIREできない」「最低2億は必要」とか言ってる人に読んでほしいですね。(笑
そして、この本を読んで本当に自分に必要な資産額をもう一度考えてほしい!
自分が思っているよりも老後に必要な資産は少なくていいかもしれませんよ。
FIREを考えている人は必読です。