阿里山山林鉄道(阿里山森林鉄路)は、現地の台湾人にも人気の観光鉄道です。
そのため、なかなか予約が取りづらい!
今回はネットの予約方法と、ネットで予約が取れなかった場合の現地購入方法を紹介します。
また、阿里山山林鉄道の奮起湖駅の観光スポットも写真で紹介します。
阿里山山林鉄道(阿里山森林鉄路)とは?
台湾の最高峰「阿里山」を通る鉄道で、日本統治時代に阿里山のヒノキを運送するために活躍した鉄道です。
現在は、登山の足や観光目的で利用されています。
日本人や外国人だけでなく、台湾人にも人気の観光鉄道で、予約が非常に取りにくい列車。
平日は1日一往復だけですが、休日は臨時便が出ています。
また、観光専用列車として通常の列車以外に下記の遊覧列車もあります。
- ヒノキ列車(期間限定)
嘉義駅から北門駅の20分の阿里山の雰囲気を楽しむ列車
時間がない人におすすめ - ツアー列車(1ヶ月に4回のみで、月ごとに開催曜日が違う)
1日かけて阿里山森林鉄道を利用した観光ツアーで、鉄道切符、ランチとガイド代が含まれる
ガイドは中国語のみだが、利用してみるのもおもしろいかも。
ただし、料金は1人1200~1500元と高い。(毎月変わるのツアー内容によって料金は違います)
阿里山山林鉄道(阿里山森林鉄路)時刻表について
時刻表については2019年5月現在では上記のようになっています。
左(上行)が上りの列車で、右(下行)が下りの列車の時刻表です。
黒字が通常の便で、赤字が休日の臨時便です。
※時刻表は変更される可能性があるので、阿里山森林鉄道のHPで確認してください。
阿里山山林鉄道(阿里山森林鉄路)料金について
上記が価格表になります。(子供は半額です)
現在は嘉義駅から十字路駅まで電車が走っていますが、阿里山に登る際も、鉄道で日帰り観光する際にも「奮起湖」が便利です。
観光なら「奮起湖」は観光スポットになっていますし、そのまま阿里山に登る際にも「奮起湖」からバスが出ています。
阿里山山林鉄道(阿里山森林鉄路)のネット予約の方法
阿里山山林鉄道の予約ウェブサイトを開きます。
①一般訂票を選択し、②パスポート番号や乗る列車など必要事項を選択または入力します。
③画像のアルファベットや数字を入力し、④をクリックします。
※往復で一度に購入はできませんので、帰りも購入したい人は上記をもう一度繰り返します。
次は支払い方法です!と言いたいのですが、阿里山森林鉄道は人気が高いので予約するのはかなり難しいです。
ゼニー簿もネット予約を試みましたが、失敗に終わりました。(下記は「席がない」ときに表示されるものです。)
ちなみにネット予約は、乗車日を含む15日前の朝6時(日本は7時)から予約が始まります。
ただし、土日のチケットは2週間前の金曜日に予約可能です。
あっという間に売り切れてしまうので、15日前の朝7時にネット予約をするぐらいの覚悟が必要です。
ということで、支払い方法も紹介したかったのですが、「席がありません」以外の表示を見ることができなかったので紹介できません。(すいません
運良く席があった場合は、クレジットカードで支払いを済ませましょう。
ネット予約は予約後2日以内に窓口で支払いを済ませるか、ネットで決済しないと自動的にキャンセルになります。
阿里山山林鉄道(阿里山森林鉄路)の現地購入方法
ネット予約ができなくても、あきらめることはありません!
現地で購入できる可能性もあります。
ゼニー簿は運良く前日にチケットを窓口で購入できました。
日本から観光で阿里山に行く場合は、下記の2ヶ所どちらかで購入することになります。
嘉義火車站チケット売り場
嘉義火車前駅の正面左側に「阿里山山林鉄道」のチケット売り場があります。
当日券も始発列車出発の30分前から販売が開始されます。
当日券はなくとも、翌日以降のチケットも購入可能なのでトライ!!
しかし、この駅は購入する人も多いので売り切れる可能性が高いです。
おすすめは次に紹介する北門駅です。
北門火車站チケット売り場
嘉義火車站から一駅先にある「北門火車站」が、人が少なくておすすめ。
ゼニー簿もこの駅の窓口でチケットを無事に購入できました。(前日に購入)
嘉義火車站もギリギリ歩いて行ける距離です。
駅の前には「北門森鉄故事館」という小さな子ども向けの博物館もありますので、チケット購入がてら観光するのもいいでしょう。(ただし、高い)
阿里山森林鉄道の乗り方
嘉義火車站(前駅)の中に、阿里山森林鉄道のホームがあります。
嘉義火車站(前駅)の改札を通って右側奥(1番ホームの右奥)に、阿里山森林鉄道のホームがあります。
台鉄のホームを間借りしている感じです。
ちなみに電車内はこんな感じ。
トイレと赤ちゃんルームもついています。(ただし、トイレは揺れるので注意)
2列シートと1列シートが並んでいます。
列車は4両または5両編成なので、80~108人しか座れません。(席が少ないので予約が取りにくいんですよね)
「嘉義駅」から「奮起湖駅」まで約2時間半なので、正直座席がないとツライものがあります。
しかし、「座れなくてもいいから、乗りたい!」というなら、当日自由席(席なしチケット?)も販売されています。
トレッキングやハイキングで途中の駅で降りる人も結構いるので、席なしチケットでも席が空けば座ることもできます。
各駅で乗ってくる座席指定のないチケットのために、車掌さんが「1号車が席ありますよ」とかアナウンスしています。
ちなみに隣の車両へは乗り移れませんので、ご注意を。(やっていいのは車掌さんだけ)
阿里山山林鉄道(阿里山森林鉄路)奮起湖駅の紹介
ゼニー簿は阿里山には登らず、奮起湖駅で観光し、下り列車に乗って日帰りしました。
阿里山に登る人は、奮起湖駅でバスに乗り換える必要があります。
日帰り観光には観光スポットになっている「奮起湖駅」がおすすめなので、少し紹介します。
トレッキングコース
奮起湖駅には軽いトレッキングコースがいくつかあります。
写真は百年ヒノキを見に行くコースで、ほとんどのコースがきれいに舗装されています。
奮起湖ドーナツ
ところどころで奮起湖ドーナツなるものが売っています。
普通のドーナツと違い、パイとドーナツをかけ合わせた感じのものです。
味は、そのままの味、砂糖がけ、チョコレート、チーズがあります。
奮起湖弁当
奮起湖弁当も有名です。
いくつか弁当を売る店がありますが、奮起湖大飯店のお弁当が有名です。
ホテルのなかで食べることもできますし、持ち出して食べることもできます。
(写真のような容器に入っている場合は、中で食べて容器を返します)
食べるスペースにはお箸やスープがセルフサービスで用意されています。
山の上は少し寒いので、美味しいお弁当とアツアツのスープが嬉しい!です。
阿里山山頂行きのバス乗り場
奮起湖から阿里山に更に登る場合は、バスに乗る必要があります。
奮起湖駅を降りたら、奥に車庫(写真の赤丸で囲った場所で、展示室になっています)があるので、そのまま中に入って車庫を出てます。
車庫を出て線路を渡り、左に山を登るとバス停があります。
帰りの阿里山森林鉄道のチケットが取れなかった場合も、ここからバスに乗って嘉義駅まで下りるといいでしょう。
バスの時刻表も乗せておきます。
時間がある人は、ぜひ阿里山にも登ってみてください。