長女が無事に大阪公立大学に合格しました。
公立大学ですから私立大学と比べても費用はかなり安いはずですが、それでも63万円かかりました。
大阪公立大入学を考えている人に何にどれだけ必要なのか紹介します。
長女が大阪公立大学に合格しました
私事なのですが無事に長女が大阪公立大学に合格しました。
長い反抗期も未だ続いていて、この反抗期とともに浪人に突入したら地獄だな・・・と思っていたので本当に安堵しました(爆
大阪公立大学は2025年度から(3年以上在住の)大阪府民は授業料無料が決まっていますので、来年度からは授業料は無料です。
しかしながら、あくまで無料なのは「授業料のみ」です。
大学入学には入学金や教科書代のほかにも、ノートパソコンや保険料等様々な費用が必要で結構高額です。
今回は長女が卒業旅行でゼニー簿が代わりに入学手続きにも行ってきましたので、これから大学入学を控えている方の参考になればと思います。
公立大入学時にかかる費用は63万円
大学入学までに必要な費用をご紹介します。
大学入学金(大阪府民)282,000円
大阪公立大学では大阪府民と府民ではない人とでは入学金の金額が違います。
大阪府民は282,000円で府民外なら382,000円。
約10万円の差があります。
学生保険(学研災+付帯賠償)約5千円
学校管理下の活動中、ケガをした場合の保険で、入学時に強制的に加入しなければならい保険です。
死亡保険金、後遺障害保険金、医療保険金等が支払われる保険のようで「うちは別の保険に入ってるから・・・」といって断ることはできません。
4年一括払いで約5千円。
約5千円というのは、各学部によって金額が異なるためです。
大学教育後援会 4万円
4年分を一括払いで4万円です。
初めは入学手続書類を読んだだけでは強制なのか、そうでないのかよくわかりませんでした(苦笑
しかし、読み進めていくと「加入しているのが前提」で記載されており、入学手続き日までに支払うことが明記されてました。
事実上の強制だと思いますが厳密に言えば強制はできないものだとは思います。
何をしてくれるのか、何のための団体なのか分からないけど、入学手続きを滞りなく進めるために支払いを済ませておきました。
実際には入学手続きには必要ありませんでしたが、手続き後に後援会ブース前を通り過ぎなければ出口には進むことができず、加入してなかったと思われる学生が足止めを食らってました。
(断る勇気があれば断れるとは思います)
入学手続き当日に大学教育後援会から頂いた用紙には、学生が受けるTOEICの受験費用の補助を申請すればやってくれることが書かれていたので、学生の教育に関する支援をしてくれるのでしょう。
ただ、4年で4万払ってTOEIC4,000円、TOELF7,000円の助成を出すなら、その分会費をやすくしてくれれば??と疑問には思いましたが・・・。
大学校友会(学年同窓会)1万円+α
4年間分を一括払いで1万円です。
同時に「単位同窓会」という学科別の同窓会も存在しており、同時に支払いを済ませておくように記載されていました。(学科によって金額が違い、単位同窓会が存在していない学科もあれば、最高では3万円を取る学科もありました)
こちらも事実上の強制だと思いますが、厳密に言えば強制はできないものでしょう。
後援会と同じく、入学手続きには必要ありませんでしたが、手続き後に講演会の係の人を通り過ぎなければ出口には進むことができないようになってます。
断る勇気さえあれば断れるものだと推察されますが、入学手続きを滞りなく終わらせたいので事前に支払いを済ませました。
PTA会費みたいなもんですね・・・(苦笑
TOEIC受験料3回分 12,690円
こちらも強制ではないと思いますが、入学手続書類には「申し込むことが前提」で記載されていました。
1年生が3回受けることが推奨されているのでしょう。
勉学に関わることでケチるようなことは考えてないので、大学生協経由でWEBにて事前申込と支払いを済ませました。
ノートパソコン 約20万
ノートパソコンを各自持参して授業が受けることが前提になっています。(いい時代になりましたねー)
各学部学科によって、必要なスペックが書かれた案内があるのでそのスペックを満たすPCを各自用意することになります。
学校の生協でも「おすすめのPC」として入学手続き当日に宣伝に来ていましたが、生協でPCを買うとボッタクリ価格なのは重々承知しているのでスルーしてきました。
実際に理系学生のおすすめとして生協が勧めていたPCは22万でした。
ゼニー簿はマウスコンピューターのサイトから必要スペック以上のものを直接購入しました。
約18万だったので4万円ほど安くてスペックが2段階以上いいものを買えたと思います。
ただ、PCに疎くて「すぐに相談ないと不安!どうしたらいいのかわからないので修理もお任せしたい」という人には生協は便利かもしれません。
生協で買うと4年間の保証がついていましたので、4年間分の御用聞き代の分が高いと考えるのが正解でしょう。
ゼニー簿が購入したマウスコンピューターはなんと無料で3年保証です。(普通のメーカーは1年保証なので)
PCに関してはゼニー簿自身が疎いわけではないので大概のことは対処可能ですし、ノートPCは3年もてば十分だと思います。
コスパを考えるなら生協購入はおすすめしません。
生協出資金3万 プラス教科書代3万
これは大学の運営方法によって大きく違うとは思いますが、大阪公立大学のキャンパス内のコンビニ、食堂、教科書代の支払いは生協が牛耳っているようでした。
生協PAY(?)なるものが存在し、学内の支払いは現金か、この生協PAYでの支払いに限定されます。
まぁ、ここまでなら現金でいっか・・・となるとは思うのですが、これが実に上手くできている!
教科書代などを現金ではなく生協PAYで支払うと5%のポイントが付くようになってるんですねー(笑
大学4年+修士2年=合計6年の教科書代の5%のポイントとなると目をつむるわけにはいきませんよね。
6年で20万の教科書代としても、ポイントが1万円分ですからね。
仕方がないので大学生協に加入して(加入には出資金3万円必要。卒業時には返金)、教科書代として3万円を入金する羽目になりました。
あぁ、ポイ活民の心をくすぐってくるなぁ・・・(笑
入学式のスーツ等 2万円+α
入学式に着ていくスーツはユニクロで購入しました。
理系なので修士まで進学すると思われる(?)ので、就職活動もまだまだ先のことで、次にスーツを着るのは卒論発表ぐらい先のことでしょう。
塾講師とか特殊なアルバイトをすれば必要になるかもですが・・・・。
1回着て何年も着る機会がないと思うのでユニクロで揃えました。
就活など頻繁に必要になる時にまた買えばいい(サイズもかわってるかも?だし)。
パンプスとカバンはゼニー簿のものを貸すので、鞄や靴を揃える人はもう少し金額が高くなるかもです。
(ちなみに、もう義務教育ではないのでゼニー簿は長女の入学式には行くつもりはありません。)
気をつけて!必要のない費用
あと気をつけてほしいのは、入学手続き案内の書類に一緒に送られてくる生協などの案内です。
生協の保険
生協から送られてくる学生総合共済の保険案内。
- 入院・怪我を保証する学生総合共済
- 賠償事故に備える賠償責任保険
- 就学費用補償保険
1は大学で強制的に入る保険で十分かと思います。
2の賠償責任保険については保険としては必要なものです。
以前からゼニー簿も「シングルマザーは個人賠償責任保険には入っとけ!」という記事で紹介しています。
ただ、学校管理下の活動中なら強制的に入らされる保険で対応できますし、自宅通学なら家庭で入っている個人賠償責任で十分でしょう。
一人暮らしで親元を離れるな火災保険や自動車保険の特約として追加することも可能ですし、クレジットカードに個人賠償責任保険がついているものもあります。
大学生協の保険でなくても大丈夫なので安くて済む保険を調べてみましょう。
3に関して言えば、大学入学前から教育費を準備している方なら不要です。
保険は不安を煽って成り立つ商売です。
不安に思う前に節約、投資で資産準備をしておきましょう。
学生自治会等
入学手続き案内の書類に一緒に送られてくる書類の中に、「学生自治会」の費用の支払い案内もありました。
大学祭の開催費用やクラブやサークルの補助に使われるお金のようです。
こちらは書類上でも「強制が前提ではない」ということが分かったので、払いたければ自分で払いなさいね・・・と長女に申し伝えました。
あとは法学部と商学部の学生は、学会の加入(学会費が必要)が必要なようでした。
意外と入学時にお金がかかりました
これとは別に授業料(前期+後期)あわせて1年間で約50万ほどが必要です。
(大阪公立大は2025年からは授業料完全無償化が始まりますので今年だけになります)
授業料に関して言えば、入学時ではなく入学してしばらくたってから(5月末と10月末)必要になるので少し猶予がありますね。
以上のように費用が安いとされる公立大学でも入学時に63万円が必要になりました。
私立大学に通う予定のお子さんなら費用はもっと高額になるはずです。
せっかくだからと良いスーツ、高いPCを買えばもっと高額になるでしょうし。
嬉しいはずの合格報告が耳の痛い報告にならないように、シングルマザーは節約と投資にはげんで資産を増やしておきましょう!
やっと一人片付いた感じでホッと一息ついているゼニー簿からの報告でした。