「SBI証券で一般信用を使ったクロス取引(優待取り)の方法」を紹介しました。
さらに売買手数料を下げる裏技として「現引き」を利用するやり方がありますので、今回はこの方法について紹介します。
SBI証券は「現物取引」よりも「信用取引」のほうが手数料が安い!
SBI証券は「現物取引」よりも「信用取引」のほうが手数料が安く設定されていますので、「信用取引」を利用して手数料を安くするという方法です。
スタンダードプラン、アクティブプラン両方をくらべても、「信用取引」で売買するほうが手数料が安いですね。
信用取引の信用買を「現引き」すれば、現物株になります!
信用取引は実際には株を売買せず、証券会社から株を借りています。
しかし、信用買いの銘柄を「現引き」することによって現物株を手に入れることができます。
現引きとは・・・
信用取引で買った株を「買い付け代金を証券会社に別途支払う」ことによって、現物の株と引き換えてもらうという方法です。
本来なら、そのまま現物株を買えばいいのですが、手数料が安い「信用取引」を利用して手数料分を節約するという方法です。
「SBI証券」は、現物の売買手数料と信用取引の売買手数料の差が大きいので、「現引き」を利用することによって売買手数料を節約できるのです。
では、「SBI証券」での現引きを利用したクロス取引の方法を画像で解説します。
一般信用売の注文方法
一般信用売が可能であれば、「信用売」の注文をいれます。
SBI証券の一般信用売の注文は19時から受付が始まります。
人気の銘柄は前日にはなくなっていることも多いですし、
運良く在庫があっても19時には争奪戦です。
19時前にはスタンバイしておきましょう。
また、必ず「売り」と「買い」が同値になるように取引時間外に注文を出します。
信用売」をクリックします。
優待取りに必要な枚数を入力し、「成行」「一般(5日)」を選択し、信用売りします。
一般信用になっているか、優待に必要な枚数か、「成行」になっているかを確認します。
確認ができたら、「注文発注」をクリックする。
SBI証券での信用買いの注文方法
一般信用売の注文を出せた銘柄の「信用買い」の注文を入れていきます。
信用買いをクリックします。
優待に必要な枚数を入力し、「成行」「一般信用」を選択して注文します。
一般信用になっているか、優待に必要な枚数か、「成行」になっているかを確認します。
確認ができたら、「注文発注」をクリックする。
「信用売り」「信用買い」のどちらの注文も入っていることを確認して、翌日の約定を待ちましょう。
翌日の取引時間内(権利付き最終日まで)に「現引き」を行います
翌日「信用買い」の現引きを行います。
①取引 ②信用返済・現引現渡 のタブをクリックし、該当銘柄の「現引」をクリックします。
※ここから銘柄がテイ・エス テックに変更になっていますが、方法は同じです。
この画面が出れば、無事に現引きができています。
(ポートフォリオの「株式(現物/特定預り)」にも反映されます)
この日の取引時間内はこのまま何もせず、持ち越します。
権利付き最終日の15:30以降に、「現渡し」の注文を行います。
SBI証券での現渡し注文の方法(「権利付き最終日」の15:30以降)
①口座管理 ②口座(円建)③「信用建玉」の順にタブをクリックしていきます。
信用建玉の一覧表が出てきますので、該当銘柄の「現渡」をクリックします。
SBI証券の現渡注文は15:30以降は翌営業日注文になるので、必ず15:30以降に注文を行います(翌営業日の約定)。
※0:00~15:30までに発注された注文を当日注文(当日約定)になってしまいます。
「現渡」で必要枚数になっているかを確認後、注文します。
同じく「現渡」で必要枚数になっているかを確認後、「注文発注」をクリックします。
確認画面が出てきて、「翌営業日発注分」として処理されていることが確認できます。
無事に翌日の権利落ち日に「現渡」する注文ができました。
あとは、翌日に現渡しされるのを待ちます。
権利落ち日に現渡しされているか確認して、優待取り終了!
翌日に現渡しの処理が行われているか確認してみます。
①取引 ②注文照会 の順にタブをクリックすると、この日の注文処理された一覧が出てきます。
詳細確認をしたい場合は、「詳細」をクリックすれば確認できます。
SBI証券での信用取引の手数料詳細が知りたい場合(約定翌日に反映)
信用取引にかかった手数料を確認したい場合は、約定日の翌日以降に反映されていますので以下の手順で確認して下さい。
①口座管理 ②取引履歴 ③円貨建口座 ④信用決済明細の順番にタブをクリックする。
該当する期間か、銘柄コードを入力して「照会」ボタンをクリックする。