フランチャイズ運営本部で2年ほど仕事をした経験上、フランチャイズで失敗する人には3つの特徴があります。
その上、7割の人がサラリーマン時代より収入が下がるか、自由がなくなって後悔することになります。
フランチャイズで成功できるのは約3割!フランチャイズに加盟する前によく考えてください。
1.独立すれば、自由になれると思っている人
サラリーマンを辞めて、独立すれば自由になれるようなイメージがあるかもしれません。
しかし、フランチャイズの場合は違います。
逆にサラリーマン時代より制約が多くなり、自由なんて少しもありません。
制服、営業時間、店舗デザイン・・・すべては決まっている
フランチャイズは知名度のある「看板」を借りて営業することです。
当然ながら、扱う商品、制服、営業時間、店舗デザイン、接客スタイルまですべてが「マニュアル」として決まっています。
フランチャイズ契約は、このマニュアルに従ってブランドイメージを守ることを約束することで成り立っっているのです。
そこに、自分で決められるような自由はほとんどありません。
サラリーマンに息苦しさを感じて独立して自由になりたいと思っている人は、100%失敗します。
フランチャイズで成功している人は、決められた制約の中で力を発揮できる(サラリーマンでも出世していける)人だけです。
2.人付き合いが苦手な人
フランチャイズに加盟したとしても、集客し固定客となってもらうには、人付き合いがうまくできるかが大事になります。
ショップならサービス業なので当然ですが、店舗を構えていないフランチャイズスタイルでも固定客になってもらうには、お客様に気に入ってもらえるかが肝です。
フランチャイズの中には「営業は本部がやるので安心!」「技術で食べていける!」と謳っているものがありますが、ウソです。
修理・クリーニング系のフランチャイズは特に「技術力を研修で身につければ一生安心」のように誘います。
しかし、お客さんは「技術はある前提」で利用しているんです。
次もお願いするかどうかは、やはり技術以外のサービス(接客態度や人柄)があるかどうかなのです。
営業トークに乗せられて、そこを勘違いしている人は必ず失敗します。
フランチャイズといえども、経営者になるのです。
「人付き合いが苦手だから、独立したい」なんて思ってる人は必ず失敗します。
独立して成功できるのは、人付き合いが得意な人だけです。
3.ルーズな人
ルーズな人は、フランチャイズで成功できません。
サラリーマンなら上司がいて、なにかあれば注意してもらえますし、査定にも響きます。
自覚はないかもしれませんが、管理してもらえるのがサラリーマンなのです。
でも、フランチャイズで独立すれば、すべてを自分で管理する必要が出てきます。
経営者として、自分で考え、自分で目標を持って行動をデキる人だけしか成功しません。
もちろん、フランチャイズ規約があり、スーパーバイザーとよばれる監視役が注意もしてくれますが、本部から注意を受ける時点で顧客は離れていっているはずですし、自分に甘い証拠です。
自分に甘く、ルーズな人はフランチャイズと言えども、必ず失敗します。
フランチャイズで、後悔する人が7割
フランチャイズ本部に身をおいてみて、成功する人は3割ぐらいだという感覚です。
あとの7割が口に出さなくても、フランチャイズで独立したことを後悔しています。
ハッキリ言ってしまえば、フランチャイズのビジネススタイルは、どうやっても儲かるのは運営本部というシステムになっています。
フランチャイズ加盟料、賃貸料、店舗の出店料(マージンをたっぷり乗せてます)、ロイヤリティ等、たんまりと中抜きされるシステムです。
この不利なビジネスシステムの中で、サラリーマン時代よりも収入をあげようと思えば、かなりの売上が必要になってきます。
かなりの売上を上げられるフランチャイズ成功者のは、全体の3割程度です。
あとの5割はサラリーマン時代の収入と変わらないか、ギリギリ生活できる程度になって、後悔します。
そして、残りの2割は売上が上がらず、赤字が続いて、借金を重ねていきます。
早朝や深夜にアルバイトをしてなんとか続けていく人もいますが、最終的には「騙された!」と言って辞めていきます。(苦笑
まぁ、途中でやめられればマシなほうです。
コンビニなどのフランチャイズ契約は、一定期間中は辞めることさえ許されない契約になっています。
フランチャイズで成功できる人は、サラリーマンでも出世できるような人だけです。
フランチャイズ本部に2年ほどしかいませんでしたが、結構な数の人が夢破れて去っていくのを見てきました。(フランチャイズ店舗では辞めても次の人を送り込むので、潰れたようには見えません)
特に40~50代で転職がなかなか決まらず、フランチャイズで独立を考えている人はよく考えてください。