小学5年生の終わりから塾代わりに始めたスタディサプリも、今年でまる4年。
長女も中学3年生で、もうすぐ高校受験になりました。
塾には通わず、相変わらずスタディサプリのみですが、学年で上位の成績を維持しています。
経済的理由で、スタディサプリを利用
スタディサプリを利用し始めた理由は、単純明快!
安い!から。(笑
経済的理由ですね。
中学になるとほとんどの子が塾に通いますが、塾に通うと月2~3万がかかるわけです。
当時、団地に住む低所得のシングルマザーが、家賃と同額の塾代を払えるか?と考えると、「絶対に無理!」という答えでした。
(今はセミリタイア中なので、もっと無理ですね。苦笑)
じゃあ、子どもの教育はどうするのか?と考えた時に、塾以外で安い教育教材を色々と検討し、スタディサプリに行き着きました。
もちろん、昔からある通信講座のZ会や進研ゼミも考えましたが、結構高い。
その点、動画とはいえ一流の講師の授業が受けられて、しかも料金が格安なスタディサプリは、我が家の救世主でした。
中学生がスタディサプリを利用するメリット
塾に行かなくていい(時間的余裕)
中学になると部活も始まり、一気に忙しくなります。
遅く帰ってきて、それから塾・・・は結構大変です。
スタディサプリなら、登校前や夕食までの時間など、30分もあれば塾以上の内容の授業が受けられます。
通塾時間も要らないし、忙しい中学生の補助学習としては最適でした。
子どものペースで勉強できる
塾や学校は、個人の学習ペースに合わせてはくれません。
塾や学校は、自分は分かっていても授業を受けなくてはいけないし、自分はイマイチ理解していなくても授業が進んでいくこともあります。
我が家の長女は理解は早いほうなので、小学校時代は分かっているのに授業を聞いているのが嫌で、よく後ろを向いて友達にちょっかいを出していたようです。
個人面談では、そのことを先生に何度が注意されていたぐらいです。
(当時は、「そういう時は、前を向いて他のこと考えておけ(聞いてるふりをしてなさい)」とアドバイスしてました。)
その点、どんどん自分のペースで勉強を進められるスタディサプリは楽しく(退屈せずに)勉強できたと思います。
スタディサプリのすでに分かっている箇所の解説は、倍速で飛ばしたりもできますしね。
親が感じるスタディサプリのメリット
子供だけではなく、親の方もメリットがあります。
コスパがいい
スタディサプリを始めた理由でもありますが、やっぱりコスパの良さはダントツです。
長女がスタディサプリを始めた当時の料金から値上げされ、現在月額2,178円(税込)になりましたが、それでも十分安いと思います。
塾に行かせる事を考えたら・・・かなりコスパがいいですよね。
親の手間がかからない
塾に通わせるとなると、その前に急いで夕飯の支度をするか、弁当をつくる等、親も忙しくなるわけです。
また、女の子ですから塾に迎えに行ったりする手間もかかります。(迎えに行かなくても、それはそれで心配ですし)
特にウチの場合は片親ですから、やるとなると私が全部やることになります。
当時はフルタイムで働いていて、家にいる間も鬼のように忙しい毎日でしたから、塾に合わせて手間が増えるとなると、親のほうが死んでたかもしれません。(苦笑
それがスタディサプリなら、自宅学習ですから、塾のスケジュールに左右されることはないわけです。
手間がかからず、本当に助かりました。
中学生がスタディサプリを利用するデメリット
塾のような情報はない
塾は通っている子どもの人数も多いですし、毎年の情報のストックもあります。
中学校側に問題があると思うのですが、長女が通っている公立中学の「理科」の定期テストは毎年問題がほぼ一緒なんです。
その事が分かっているので、ある塾は毎年の定期テストをストックし、テスト前には塾からプリントが配られるようになっていました。
長女はそういう情報を得られないわけですから、塾に通っている子と比べると圧倒的に不利でした。
根本的な理解度が上がっているわけではないけれど、その塾に通っていれば、少なくとも理科は成績が上がりますよね。
丸暗記しとけばいいわけですから。
塾に行っていない分、そういう不利な状況になることもあったことは事実です。
質問できない、アドバイスがもらえない
スタディサプリは動画授業ですから、質問はできません。
分からないところは、何度も授業動画を見て自分で理解するか、学校の先生に聞くなどしなくてはなりません。
また、塾のように「ここが弱点だよ」みたいな細かいアドバイスがもらえるわけではないので、親がサポートするしかありません。
(今は、スタディサプリでも割増料金を払えば個別アドバイスがもらえる「個別指導コース」が用意されています。)
親が感じるスタディサプリのデメリット
第三者からのアドバイスがない
中学生になり、反抗期を迎えると特にそうですが、子どもは親の言葉やアドバイスを耳に入れたがりません。
同じ内容でも、学校や塾の先生など「第三者」からのアドバイスだとすんなり聞いたりするので、そのあたりは親は辛いところです。
ただ、そのためだけに塾に意味があるのか・・・と言われると、経済的に無理です。(笑
情報が少なく、不安になる(かも)
塾に通っているなら、塾の先生が細かなアドバイスをしてくれるでしょう。
でも、塾に通ってないと、高校受験の情報は学校のみになります。
しかも、個別面談の10分ほどですからね。
そのあたりを不安に思う人は、デメリットの1つになるかもしれません。
ゼニー簿はもともと自分で判断したい性格なので、あまりデメリットには感じていません。
スタディサプリ4年で成績は上がったのか?
小学校5年生の終わりからスタディサプリを利用しているので、「成績がこんなに上がりました!」的な進研ゼミの漫画(笑)のような比較はできません。
小学校のテストなんて、皆満点でもおかしくないレベルですからね。
ただ、スタディサプリだけで塾は必要なかったとは、言い切れます。
スタディサプリだけで偏差値70
中学3年の11月時の五木のテストの結果です。
五木のテストとは、延べ17万人が受験する近畿圏最大規模の模擬テストです。受験人数(母数)と豊富なデータ、確かな分析力に基づいた、精度の高い志望校判定ができるテストとして大阪の子はほとんどが受けます。塾に通っていると、受験の判断材料にするため受けるように言われるテストでもあります。毎月開催されていますが、11月は受験人数が最大になる一番精度の高いデータになります。
我が家は受験料が高いので、11月だけ受けました。
自慢になるかもですが、平均で偏差値約70を取れています。
我が家の長女がスタディサプリで利用しているのは、数学と英語のみですがどちらもまずまずの結果です。
塾に通わず、スタディサプリだけでもある程度の成績は取れるということです。
スタディサプリだけで効果を上げる方法
我が家の秘伝(?)になりますが、スタディサプリだけでやる気を出させて、最大限に効果を上げる方法を教えましょう。
それは、定期テストの点数で小遣いをあげること(金で釣る)です。(爆
うちでは、80点台500円、90点台1000円、100点1500円と定期テストの点数結果で「賞金」を設定していました。
我が家の月のお小遣いが1500円ですから、この賞金は子どもにしてみたら、大きな金額です。
期末テストで9教科あれば、最大13,500円が手に入るわけですよ。(まぁ、無理だけど。笑)
塾代を考えれば、この賞金で子供のやる気が上がるのなら安いもの。
中1では80点もちらほらありましたが、この賞レースを設定してから、どの教科もほぼ90点の賞金(たまに100点も)をゲットしています。
全員におすすめはしませんが、我が家では効果があった方法です。
(ちなみに、次女も中学になってこの賞金をゲットすることを夢見てるようです。笑)
スタディサプリをおすすめできる子は?
ただ、スタディサプリをべた褒めしているようですが、すべての子におすすめするわけではありません。
やはり「自宅学習の習慣化ができているか」は、合う合わないの基準になると思います。
スタディサプリはただの動画ですから、サボろうと思えば、サボれます。
先生が注意してくれるわけじゃないですからね。
うちは公文で自宅学習の習慣がある程度あって、小学5年の終わりからスタディサプリを始めて、慣らしてきました。
だから、ある程度は親であるゼニー簿がチェックするにしろ、中学に入ってからは自分で自主的にスタディサプリで勉強を進められたわけです。
- 自宅学習の習慣を身に着けている子
- 親がある程度サポート、チェックができる子
以上の2点が揃っているかどうかで、スタディサプリを利用するか判断してください。
もちろん、2週間は無料でお試しできるので、親子ともに合うのか?を試してみるといいと思います。
やはり親のある程度のサポートは必要になってきます。↓
3年間使って分かった!小中学生でスタディサプリをおすすめできるかは「親」で決まる
ただ、塾にお金をかけられない経済的理由があるなら、これから自宅学習の習慣をつければいいだけです。
無い袖は触れませんから、子供にもある程度は経済的な問題をちゃんと話しておくことも重要ですよ。
ゼニー簿はスタディサプリ等で節約した分を投資に回してきたおかげで、今のセミリタイア生活ができています。