子どもたちの教育費のために、一体いくらぐらいの金額を貯めておけばいいのか?
子供がいるご家庭では、私と同じく気になるところではないでしょうか。
(私立に通わせるか、公立に通わせるかでも大きく金額は違ってきますが)
大学進学させるなら、18歳までに500万円を目標にしましょう!
なぜなら、高校までの教育費は日々の家計費で吸収できる程度ですが、
高校進学の資金は一気に家計の負担になってくるからです。
高校までに必要な教育費は、最低500万円
文部科学省の「子供の学習費調査(平成24年度)」をもとに調べてみました。
この表に書かれている数字は学校で必要な教育費・給食費の他に、
学校外で必要(?)な塾の費用などの合計平均を算出しています。
高校まで全部公立に通わせたとしても、
最低500万の教育費を支払うことになります。
私立ならその3倍以上の1600万円!!!
無理して子供を私立の学校に通わせれば、
とんでもない金額を覚悟しておかなくてはなりません。
高校時に予備校に通うならプラス100万円必要
文部科学省の「子供の学習費調査(平成24年度)」によると、
高校生の予備校等に通う通塾率は公立高校で33.8%、私立高校で37.3%です。
大学に進学する人ばかりではありませんから当然の数字です。
しかし、大学進学のため予備校に通うとなると、この金額よりも高くなるということです。
大学受験の塾・予備校にかかる費用の目安は年間40万~100万円といわれています。
もし、大学に行かせる前提であれば、
この表にプラス予備校代100万は必要になる可能性が高いのです。
保育料金が実は一番高いです
上記の表は幼稚園3年で65万円になってますが、
ゼニー簿が長女の保育所に支払った総額は5年で210万でした。
もちろん保育料は家庭収入に比例しますので、
今のシングル収入なら、たぶん総額120万ほどだと思います。
(それでも、高いですね。)
ある程度収入のある家庭なら、
小中高どの年代よりも、保育代金が高くなることだけは覚悟しておきましょう。
※今は保育料無償化で3歳以上はお金はかかりません。
大学にかかる金額 最低250万円
こちらも、文科省のデータをまとめたものです。
実際は、選ぶ大学や学部によって大きく差が出てくるので、あくまで平均値として考えて下さい。
(医大とかになると、この金額では済まないですね。通う年数も違いますから。)
区分 | 入学金 | 施設設備費 | 授業料 | 合計 |
国立大 | 282,000 | 2,143,200 | 2,425,200 | |
公立大 | 397,721 | 2,151,428 | 2,549,149 | |
私立大文系 | 246,749 | 160,019 | 2,969,912 | 3,376,680 |
私立大理系 | 265,595 | 187,236 | 4,172,848 | 4,625,679 |
国公立や公立大に行ってもらえると、250万ほどで済みますので
親の方はできれば国公立大学へ行ってほしいところですが、
ある程度優秀でないと・・・現実的ではありません。
子供を私立大学に通わせる可能性があるなら、
文系で350万、理系で約500万ほど必要です。
また、予備校に通わせる(100万ほど)可能性もありますので、
やはり大学進学を考えるなら、
500万を目標に教育費を貯めておく必要があります。
地方に住んでいるなら、500万以上を目標に
地方にお住まいの場合、地元の国公立大学に進学しない場合は
当然「一人暮らしさせる生活費」が別に必要です。
本人にアルバイトをさせてある程度自立してもらうにせよ、
教育資金としてかなりの金額が上乗せされます。
地方住まいの場合は、特に教育資金を多めに確保しておく必要があり
500万以上を目標にしましょう。
大学まで行かせるなら、一人あたり500万の教育費を!
大学進学を前提で子育てしていくとなると、
子供一人あたり1000万の教育資金が必要になります。
1000万というと「もう子供生みたくない」という金額に聞こえますが、
教育費というのは一括で支払うものではありません。
高校までの教育費は家計費で吸収できる!
高校までの500万は、幼稚園から高校卒業までの15年間の教育費です。
15年で割ってみると、年間34万円です。
5,000,000円/15年=333,333円
月額に換算すると、約28,000円になります。
5,000,000円/15年/12ヶ月=27,777円
高校まで公立に通わせていれば、
一般的な収入の家庭なら、
毎月の家計費でなんとかやっていける金額です。
そんなにビビることはないのです。
子供が18歳までに子供一人あたり500万の教育費を準備
問題は大学の教育費です。
高校までの15年間での500万と違い、
大学は18歳になったら4年間で一気にのしかかる500万です。
家計の負担の大きさが違います。
「18歳になった時に500万貯められるのか?」が問題なのです。
教育費は18歳までに子供一人あたり500万を目標に計画的に貯めていきましょう!
教育費は小さい頃から計画的に貯めていきましょう!
子供の習い事に過剰にお金をかけていませんか?
小学校までの小さい時期が、教育費の貯めどきですよ。
小さい頃に無駄にお金をかけるよりも、
将来を見越して教育資金を貯めてあげることのほうが大切です。
実際に奨学金という名の「借金」を背負ってのスタートは
子供の人生を大きく狂わせることになります。
大学に行けさえすれば人生安泰の時代は終わりました。
「奨学金破産」する人も増えているのです。
年収600万以上の家庭でも教育費を貯められていない!
実際に奨学金を借りている約半数が、
おどろくことに600万以上の年収のある家庭の子というデータもあります。
(大学生の50%が奨学金受給!子供が小さいうちにできる教育費の貯め方)
これだけ収入があっても、子供の教育費を準備できていない。
子供が大学進学時に一気にのしかかる教育費は
それだけ計画的に貯めておく必要があるということです。
当ブログでも色々な節約法を紹介していますので
計画的に教育費の準備をしていきましょう!