
はい、ありがとうございます。
今年でシングルマザーになって10年経ち、重ねて五十路になりました。
いやー、ほんと、あの時離婚しておいてよかった!(笑
シングルマザーになってよかった!

元夫に見切りをつけて家を出たのが、長女7歳(小学2年)次女3歳の時でした。
正直言って「一人で子どもを育てていけるのか?」という不安で離婚を躊躇する気持ちも多少はありました。
しかしながら、実際にシングルマザーになって10年経ってみると、ただただ
あの時離婚しておいて本当に良かった!!!
その一言に尽きます。
離婚前の不安はどうなった?

最終的には警察からの「これはDVだ。別れなさい。」というありがたい忠告で別れる決心ができたのですが、それでも「離婚して大丈夫なのか?」という不安で押しつぶされそうでした。
実際に離婚して10年シングルマザーとしてやってきて、その不安はどうなったのか検証してみたいと思います。
1.シングルマザーでお金は足りる?(経済的な不安)

離婚前は契約社員という形で残業やボーナスはないもののフルタイムで働いていました。
共働きなので、収入はそれなりにありました。(田舎だったので高くはありませんが)
離婚となれば、3つの点で経済的な不安がありました
- (大阪に帰って)仕事を再度探すことになる
- 年齢的に転職はかなり不利(条件が悪くなる)
- 自分一人の収入で3人食べていけるのか
離婚当時はちょうど40歳。
離婚前の不安はその通りで、仕事を探すのはめちゃめちゃ苦労しました。
しかも、自分が本来やっていた仕事(ECサイト運営管理)は仙台にはなくて、大学教授の秘書をやっていたのでブランクが長い。
40歳でネットの仕事を探しても、そんなババアを雇ってくれる企業はなく・・・結局ブラックな小さい会社にHP担当として就職するのがやっとでした。
まぁ、正社員として就職できただけでもラッキーだったのかもしれません(今ならそう思える)。
手取りは25万円。
経済的不安を解消するために、徹底的に節約(月15万の生活費)を心がけ、そのことをブログに書くことでお金を多少稼げるようにもなりました。
実際に10年シングルマザーをやっていますが、児童扶養手当や医療費助成もあるので、徹底的に節約することができれば、経済的に困窮することはありません。
参考:資産1億円のシングルマザー直伝!お金が貯まる7つの方法
そしてその節約したお金を怖がらずに投資に回していけば、離婚前の不安はなんだったの?と思えるぐらい経済的には余裕がでてきます。
実際にゼニー簿は目標より3年早い47歳でFIREすることができています。
もちろん、ゼニー簿のようにFIREまでできるぐらいに資産を築くのは簡単ではありませんが、子どもを大学まで出せるぐらいの経済的余裕はできると思いますよ。
シングルマザーになって貧困で食うか食わず・・・なんてことにはなりません。
テレビで紹介されるような貧困シングルマザーはお金の使い方が間違っているんだと思います。
お金はたくさん稼いでも使う額が多ければ、すぐに誰でも貧困になります。
シングルマザーという属性によって貧困になるのではなく、お金の使い方次第で貧困になるんですよ。
2.父親がいなくて大丈夫か

離婚すれば、子どもから父親という存在を奪うことになります。
ただ、ゼニー簿の元夫の場合はDVが原因ですから、「いないほうがよかった」と思っています。
育児も家事もほぼワンオペだったので、離婚後のほうが世話をする人数が減った分少し楽になったぐらいです。
今は3歳だった次女も中学1年生になり、自由な自分の時間が増えた今は本当にあのとき離婚しておいてよかったと思っています。
あのまま結婚生活を続けていれば、子どもが成長しても「夫の世話」で自分の時間と精神力を削られていたことでしょう。
子どもは10年もすれば、手がかからなくなりますから。
もちろん、子供の反抗期で間に入ってくれる大人(父親)が家庭内にいないというハンデはたまに感じます。(苦笑
それでも、家族を大切にしない父親なんて不要!だと言い切ります。(笑
3.住むところはどうしよう?(住居の不安)

ゼニー簿の場合は離婚すれば仙台に住み続ける理由はないので、大阪に帰ることが当然の流れでした。
しかし、大阪には実家があるのですが、通勤や保育所のお迎えの時間を考えると実家に住む選択肢はありませんでした。
そうなると、住むところはどうすればいいんだ?と離婚前は住居の不安は大きなものでした。
大阪に戻って色々と物件を見ましたが、大阪ですから便利なところは家賃も高い・・・。
結局、家賃を抑えるために「定期借家契約」という住める期間が限定された物件にとりあえず引っ越しました。
そこに住みながら今住んでいる「府営住宅」に申し込むことで、終の棲家を手に入れました。
府営住宅なら家賃も安い、更新料もない、死ぬまで住める!といい事ずくめ。
もちろん、低所得者が住む物件なので民度が低い・・・等デメリットもありますが、住居の不安は解消されましたよ。
所得減でも安心!母子家庭に公営住宅をすすめる理由参考
住むところに不安があるなら、公営住宅をおすすめします。
4.子どもたちは大丈夫か(環境の変化)

私にとって大阪は生まれ故郷ですが、子どもたちにはそうではありません。
大阪に引っ越し、父親がいなくなったり、学校等の環境が変わることで不安定になるのでは?と少し不安でした。
まぁ、少しですけどね。(笑
子どもは順応性が高いのでそれほど不安には思っていませんでした。
それより「保育所に入れるのか?」という不安のほうが大きかったかもしれません。
ちょうど年度末だったこと、DV証明があってシングル認定してもらえたこと(引っ越し時点では離婚はまだ未成立)でなんとか保育所が決まってラッキーでした。
名字に関しては、長女の「名前を変えたくない」という意向を優先し、離婚後も名字はそのまま(新しい戸籍で名字はそのまま)という形にしました。
また、長女は小学3年から転校という形になったのですが、大阪に転校して戻ってきた感想は「大阪の人ってなんで皆こんなに優しいの?」でした。(笑
子どもはなれるのも早いのでそれほど心配はいらないかな?と思います。
ただ、保育所入所に関してはタイミングの問題はあります。
5.シングルマザーで幸せになれるのか?

「シングルマザー」という呼称の響き、10年前の自分には「不幸な女」と同等の響きを持っていました。
テレビで取り上げられたり特集されたりするシングルマザーは「いつもお金に困っていて不幸」をアピールしていましたから・・・。
そのシングルマザーになって10年経ったわけですが、実際になってみたシングルマザーは全然不幸ではありませんでした。
シングルマザーが生活に困らないようにある各種手当てや制度も充実しているし、それらをうまく利用して普通に働けば困窮することはほぼありません。
ゼニー簿の場合は特にシングルマザーになったことがきっかけでブログを書き始めたし、徹底的に節約する覚悟と実行力が身についたし、色々な制度や法律を上手に使う技も身につけることができました。
シングルマザーのイメージからくる危機感から、根本的に生活や自分の行動を見直すきっかけをくれたことで幸せを掴んだんだと思います。
ゼニー簿は50年の人生の中で今が一番幸せです。(笑
もちろん、シングルマザーになって不幸だと感じる人もいるかも知れませんが、それはシングルマザーだからではなく、変わってしまった環境に自分が適応してこなかった結果だと思います。
シングルマザーだって十分に幸せになれます!
シングルマザーになるのは怖くない

離婚すること、シングルマザーになることに不安を感じて、一歩踏み出せない人もたくさんいると思います。
シングルマザー歴10年のゼニー簿が言いたいことは、シングルマザーになってもなんとかなります!幸せになれます!ってこと。
ずっと不満を持ちストレスで押しつぶされそうな結婚生活を続けるぐらいなら、その分シングルマザーになって頑張ったほうが有意義な人生が送れますぞ。
シングルマザーって思ってるほど悪くないよ!(笑