個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)には「途中解約ができない」という大きなデメリットがあります。
途中解約ができないということは、「運用し続けなくてはいけない」ということ。
それでも「積立をやめたい!」という人には、2つの方法を方法を提案します。
個人型確定拠出年金(iDeCo:イデコ)は途中解約できない
一般口座・特定口座・NISA口座なら止めたくなった運用を止めて売ってしまえばいいだけです。
しかし、個人型確定拠出年金(iDeCo)は原則は途中解約ができません。
これが普通の証券口座とは大きく違うデメリットです。
途中でやめたくなっても解約できないことになっています。
解約できるのは、特殊な事例のみ
個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)の途中解約は、「東日本大震災の被災者になる等特殊な事情に該当しない限り認められません。」と明記されています。
「積立てる経済的余裕がなくなった」「積立てても損ばかりだからやめたい」というような理由では、解約はできません。
本人死亡の場合は一時金として受取可能
本人が死亡した場合は、遺族が一時金として受取ります。(年金として受取ることはできません)
また、死亡一時金はみなし相続財産として相続税の課税対象となります。
iDeco(イデコ)は解約したくても、運用し続けないといけない
人生で何が起こるかは分かりません。
経済状態が悪化して老後の運用どころではなくなるようなことも、人生あるでしょう。
それでも、個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)、積立を停止(休止)するしない。
解約はできないんです。
そして、積立てを停止しても、すでに積立てたお金は運用を続ける必要があるのです。
iDeco(イデコ)維持で毎月かかる「口座管理手数料」
個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)は毎月積み立てても、積立をやめてもかかるコストがあります。
それが「口座管理手数料」です。
あなたは毎月いくらの口座管理手数料を払っていますか?
運用コスト1:金融機関の口座管理費
金融機関によって、無料のところから毎月約500円ぐらいかかるところまであります。
83社中たった6社のみが無料です。
90%の金融機関が「口座管理費」が有料です。
運用コスト2:国民年金基金連合会の管理費
- 積立しない場合(運用だけの場合)は無料
- 積立てする場合は毎月103円
運用コスト3:事務委託先金融機関の管理費 64円
運用のみの場合も、最低毎月64円が徴収されることになっています。
積立てを停止しても、すべての金融機関で毎月64円が必要です。
iDeco(イデコ)年間運用コストの合計
2,004円+「金融機関の口座管理費☓12ヶ月」
768円+「金融機関の口座管理費☓12ヶ月」
積立を続けるにしても、積立を停止するにしても年間でこれだけのお金がかかるのです。
あなたは個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)に年間いくらのコストを払っているか理科していますか?
毎月の積立ているのに運用でお金が減っているのは、「金融機関の口座管理費」が高いからではありませんか?
個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)で損していると感じるのは、運用商品が間違っているのではありませんか?
投資は怖いからと、元本保証商品に積み立てていませんか?
個人型確定拠出年金の解約はできない!「解約したい」人への2つの提案
個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)で損するのは、運用会社選び、商品選びが間違っている可能性もありますよ。
個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)を解約したい場合に考える2つの方法
個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)を解約したい場合は、下記の2つの方法をおすすめします。
提案1:口座管理費無料の証券会社に変更し、最低積立額5,000円に変更する
まず「①口座管理手数料を「無料」にしている証券会社に変更」して、その上で「②積立額を5,000円に変更」しましょう。
口座管理費で損をしている可能性が高いiDeco(イデコ)を「無料」の証券会社に変えれば、実質の支払額は減るはずです。
個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)なら、最低積立額5,000円でも節税の分だけ収支がプラスになるから。
月額5,000円払っても年間で9,000円(月額にすると750円)節税で得しているので、
5,000円-750円=4,250円と、毎月約4千円ほどの支払いです。
また、運用する商品選びも重要です!!
信託報酬の高いアクティブ投信ではなく、一番安いインデックス投資信託で運用してみましょう!
簡単なのに知られていないお金の増やし方(インデックス投資とは)
「毎月約4,000円の支払いで、老後が豊かになる」と思って踏ん張ってみましょう。
コストのかからない運用会社で、商品選びを間違えなければ20~30年後には笑っているはずです。
提案2:口座管理費無料の証券会社に変更し、積立を停止する(運用指図者になる)
提案1の「毎月4,000円の支払いも無理」だというのであれば、次に「積立停止」を考えましょう。
積立を停止するということは、今まで積み立てた資金の運用を決める「運用指図者になる」ということです。
しかし、注意してほしいのは必ず「①口座管理費無料の証券会社に変更後」に「②運用指図者になる」という順番です。
積立を停止しても「口座手数料が高い金融機関の口座のまま」だと毎月手数料を引かれて、損するだけです。
必ず、「口座管理手数料が無料」の金融機関に変更してから、積立の停止をしてください。
それだけで、損する確率がぐっと減ります。
「口座管理手数料が無料」なのは、83社中6社だけです。
かならず、この6社に変更してから、積立を停止して下さい。
iDeco(イデコ)の積立を停止前に証券会社変更!
「口座管理手数料が無料」の証券会社は6社ありますが、ここではあえて1社しか紹介しません。
積立を停止する人には、運用する商品のコストも「日本一低い」ものでなくては意味がないからです。
投資信託を運用し続けると「信託報酬」というコストがかかります。
運用で負けないためには「日本一コストの低い」投資信託を選ぶ必要があります。
日本で最安の信託報酬のインデックス投信が購入できる証券会社に変更(移管)しましょう。
業界最安の低コスト投資信託が選べる!マネックス証券
日本で最安の信託報酬のインデックス投信が購入できる証券会社として「マネックス証券」を紹介します。
もちろん、マネックス証券は口座管理手数料が無料。
そして、業界最安値の投資信託「eMAXIS Slime進国株式インデックス」を購入できます。
マネックス証券に変更し「eMAXIS Slime進国株式インデックス」を購入しておけば、積立を停止しても損する確率は減ります。
すぐに「運用管理機関の変更」を行いましょう!
マネックス証券に個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)を変更する方法
マネックス証券のホームページにアクセスし、下記の手順でマネックス証券への変更を行いましょう。
マネックス証券なら最低コストで運用指図者になれますよ。