休校中の勉强の遅れ、気になりませんか?
我が家では休校で家にいる小学4年生のために、オンライン学習を取り入れて自宅授業を始めました。
慣れるまでは手間がかかりますが、親が教えるよりは効率的です。
オンライン学習を成功させるには、授業割を欲張らないことです。
大阪府の小中学校休校中の対応は?
大阪府では小学校・中学校の休校中に学習を止めないために、下記の3つの対応をしています。(2020年4月現在)
1.教科書配布時にプリントやドリルの課題(宿題)
大阪は新学期の始まってもずっと休校中だったので、4月中旬に親が子供の教科書類を取りに行きました。
その教科書配布時に課題(宿題)も一緒に渡されました。
授業で習う予定だったものの漢字ドリルと3年生の復習プリントです。
現状は5月11日から学校が再開される前提なので、その間にやる課題になります。
ただ、学校も休校延長の可能性を考えているようで、「休校が延長されたら・・・」と休校延長時の課題も書かれていました。
どちらにしても、新しく習う内容の課題は漢字のみで、算数や理科、社会などは全学年の復習ばかりでした。
休校措置が伸びたら、この学年の勉強はどうなるんだ???
日本中が1年留年するならいいんですけど(いいのか?)、そうでなければ勉强の遅れは後々我が子を苦しめることになります。
だ、大丈夫なのか???
2.YouTubeで学習支援動画の配信
大阪府ではYouTubeで学習支援動画の配信を始めました。
色々と頑張ってくれてるとは思うのですが・・・・。
授業動画が、パワーポイントでやるようなプレゼンみたいなんですよね。
文字と声のみなんです。
先生(人間)が一切出てこない。
YouTubeは肖像権の問題があって、一般人である先生の顔を出してネットに晒すことは難しいのでしょうね。
分かります。
でも・・・・。
せめてアニメの先生でも出てこない限り、文字だけの授業では子供はすぐに飽きてしまいますよね。
この授業方法で勉强するのは正直難しいと感じました。
3.ダウンロード式での学習教材の配布
学習教材・・・いわゆるドリルのようなものを無料で配布しています。
無料だし、もちろんありがたいのですが・・・。
学校で習った後にやる教材としてはいいのですが、全く習っていない所をドリルだけやらせるのは無理があります。
算数なら、まずどうやって解くのかの説明がないと、できません。
じゃあ、その役目は誰がするのか???
親?
1、2年生ぐらいならなんとかなりそうですが、教えることに素人の親が授業のようなことをするのは結構無理があります。
どうするねん!?
親が先生代わりを2週間・・・限界でした
4月から親であるゼニー簿が先生の代わりをやって、算数を教え始めました。
小学4年生なので算数の内容は、「大きな数」です。
1の位から兆の位までの位を教えて、その大きな位の足し算や引き算のやり方、10倍や1/10するやり方などです。
4つづつ新しい位(万、億、兆)が出てくること、10倍するなら桁を1つ上げればいいこと等。
大人なら普通の生活で意識せずに使っている内容です。
でも、人にイチから教えるとなると、しかも自分の子供に教えるとなると、結構難しい!!
どうしても感情的になってしまうんですよ。
「なんで、分からへんねん。」とか、「さっき言うたとこやろ」って。(苦笑
しかも、横から「ママの教え方、へたくそやねん」と横やりが入る。(←長女です
これでは、子供だけではなく、親までも勉强が嫌いになってしまいそう。。。
(小学1~2年生の算数ならまだしも)4年の算数は限界だ・・・。
オンライン学習(スタディサプリ)で自宅授業開始!
親が教えるのは諦め、オンラインの動画授業のスタディサプリを活用することにしました。
もともと長女(現在中学生)には小学5年生の終わりから塾の代わりに数学の勉强でスタディサプリを取り入れていました。
なので、長女の場合はそのままオンライン学習で勉強を進めています。
休校中の中学生はオンライン学習を!スタディサプリで親がやるべき対策
長女がスタディサプリをやり始めた当初は小学5年生からしか対応していなかったのですが、確認すると小学4年生から対応になってるじゃないですか!
もっと早く教えてよ。(←自分で調べろ
ということで、小学4年の次女もにオンライン学習で学校の代わりに自宅事業を始めることにしました。
我が家のオンライン自宅授業の1日
小学校の代わりとしての自宅授業ですから、国語、算数、社会、理科、体育で1日の時間割を組むようにしました。
1時間目 (8:30開始) | 2時間目 | 3時間目 | 4時間目 | 5時間目 (午後) | |
月・水・金(晴れの日) | 体育 | 算数 | 国語 | 理科or社会 | 学校の課題 |
火・木(雨の日) | 算数 | 国語 | 理科 | 社会 | 学校の課題 |
月・水・金曜日は体育が入っていますが、雨が降れば火・木曜日の時間割になるようにしています。
朝は8時30分から開始にしていますが、自宅授業ですから30分ぐらい前後することもあります。
今回は、月・水・金曜日(晴れの日)の時間割を紹介しましょう。
1時間目 体育
外出自粛で子供は外では遊ばせていません。
たまに、ゼニー簿のジョギングに誘うのですが、拒否られていました。
そうなると、健康にも悪いので強制的に運動させるために体育の時間を作ったというのが本音です。
「学校の授業と一緒!体育の時間!!」といえば、しぶしぶやりますから。(苦笑
さて、体育の内容はその日によって違います。
普通の散歩で終わる日もあれば、公園で縄跳びしながらの散歩もあるし、公園をバスケットボールでボールを取り合いしながら歩くこともあります。
散歩ばかりでは子供が嫌がるので、アレンジしながら3~5kmを歩くようにしています。
最低1時間、子供が楽しんでる日は1時間半と長い時もあります。
1時間目に体育しているのは、朝8時台なら公園も比較的空いているからです。
2時間目 算数
体育から家に戻り、(よーーく手を洗って)15分休憩した後は2時間目の始まりです。
体育の時間が日によって違うので、2時間目の開始時間も日によって違います。
ちなみに、始まりのチャイムは、アレクサのタイマーを利用しています。
(結構便利です→反抗期にも効果あり!子育てのイライラを減らすアレクサ(Amazon Echo)活用法)
スタディサプリの算数の授業動画は、まず問題を書いて、自分で考えてみた後、先生が解説してくれる・・・という流れです。
問題を書く時、問題を解く時など、先生が「では、考えて(書いて)みましょう」と言うので、そのタイミングに一旦親が動画を停止。
子供が書き写したり、問題を説いている間、基本的には親であるゼニー簿は自分の本を読んだりしています。
でも、子供が他のことに気を取られたりしていれば、問題を解くように声掛けしたり、問題の意味が分かっていなければ巻き戻してもう一度動画を見せたり、噛み砕いて解説したりしています。
その後、解答の解説動画を見て、答え合わせをして終了となります。
動画自体は1コマ15分ほどですが、問題を書いたり解いたりしている時間を合わせると、30分ぐらいは必要です。
15分の授業動画をやらせるだけで、結構疲れますよ。
いや、初めは結構グッタリかも。(笑
3時間目 国語
スタディサプリの小学4年の国語は、文章の解説動画と問題の答え合わせ動画に分かれています。
だから、授業の進め方は下記の2つの方法があります。
- 問題を自分で解く→解説動画を見る→答え合わせ動画を見る
- 解説動画を見る→問題を自分で解く→答え合わせ動画を見る
解説をみてから問題を解くか、自分で解いてみてから解説を見るか。
我が家では1の方法をとっていて、まず自力で問題を解いてから解説動画を見て、解いた答えに間違いに気づいたら修正し、答え合わせという流れです。
国語が苦手な子は、まず2の方法で文章を噛み砕いてから、問題を解けば、苦手意識も薄れると思います。
国語は解説動画 10~15分 答え合わせ動画5~8分ですので、問題によって必要な時間は違ってきますが、1日に2コマの動画を見ることになります。(我が家ではプラス確認テスト)
問題を特時間を合わせると、やはり20~30分は必要です。
途中で、先生が黒板の「 」には何が入ると思いますか?みたいな質問をしてくるときは、親が動画を止めて、「何だと思う?」と質問するようにしています。
他にも、先生が「○○をチェックして」といえば、チェックするように子供に声掛けするようにもしています。
なぜって?
国語の解説動画は見ているだけでは単調なので、できるだけ小学校の授業のように、動画に連動して子供に質問しないと子供は退屈してしまうんですよね。
それに、そうした質問でどこまで文章を理解しているのかをチェックも兼ねています。
だから、国語の解説動画を一緒に見る時は親もガッツリ見てます。
4時間目 理科or社会
理科と社会は、我が家(ゼニー簿)的にはおまけ授業のような位置づけです。
小学生の自宅授業は基本、国語と算数をしっかりやってればいいか・・・と思っているので。
ただ、知識として知っておいたほうがいいこともたくさんあるのが、小学生の理科と社会だと思うので、一応時間割に組み込んでいます。
理科と社会の授業動画は、国語や算数と違い問題を解くこともなく、先生の話が中心です。
7~15分程度の話なのですが、動画の一方的な話ばかりだと子供は飽きるので、授業に関連した雑談を入れたりしています。
だから、親がオンライン授業に付き合えないなら、理科と社会は無理にやらせることはないと思います。
小学生に一人でオンライン学習をさせても、そんなに集中力もないので、ただ動画が流れているだけ・・・になる可能性が高いです。(慣れてくれば別ですが)
親がサポートできる時間が少ないなら、理科と社会は思い切って切り捨てましょう。
授業数を増やして、子供がオンライン学習をイヤになるぐらいなら、子供が楽しめるぐらいの時間割にしておくほうがいいからです。
(もちろん、興味がある子にはやらせてあげてください。)
5時間目 学校の課題
これは通常の学校の宿題と内容が変わらないので、子供自身でやらせています。
5時間目(午後)に時間割を配分していますが、実際は1時間目が始まる前に終わらせてます。(午後はのんびり遊びたいらしい)
オンライン学習でやる自宅授業の注意点
実際にやってみた結果、小学生がオンライン学習を利用して自宅授業をやる時の注意点を紹介します。
時間割を欲張らない
親としてはたくさん勉強してほしい気持ちはあります。
でも、時間割を詰め込んで欲張らないでください。
動画授業のオンライン学習は、一方的な授業なので、学校の授業とは全く違います。
先生からの問いかけもない、友達同士で笑い合うこともない(ヤジもない)、手を上げることもできない、質問もできないんです。
そんな一方的な受け身の授業は、小学生にはハードルが高すぎます。
親のサポートがなければ、初めは1コマ15分の授業でも難しいでしょう。(6年生ぐらいや、すでに一人でコツコツ勉強することが身についていれば別ですが)
動画自体は15分でも、問題を解いたり黒板を書き写したりしていると30分ぐらいになりますから。
親のサポートがあっても、30分の授業(動画1コマ)を休憩を挟んで3つぐらいが限界かと思います。(親の方も限界ですし。苦笑)
子供だけでやらせるなら、慣れるまでは30分の授業を1つ、多くても2つぐらいにしておきましょう。
それ以上やっても、集中力が続かなかったり、ただ動画が流れているだけ・・・になる可能性が高い。
欲張らず、まず慣れることから始めましょう。
スタディサプリの授業は1コマ15分と言っても、内容は詰まっているので学校の1時間授業と変わりません。
慣れるまでは親のサポート必須
我が家の次女は小学4年生で、今回実際にオンライン学習で自宅学習をやってみたのですが・・・。
親のサポートがないと難しい!というのが正直なところです。
長女は小学5年生の終わり(ほぼ6年)の時に塾の代わりに算数のみで、スタディサプリを利用したのですが、その時とは親の手間が全然違います。
長女の場合、公文のおかげで自分でコツコツ勉強することが身につけていました。
(詳しくは、3年間使って分かった!小中学生でスタディサプリをおすすめできるかは「親」で決まる)
しかし、次女の場合は自習の習慣もないし、まだ小学4年生です。
授業内容よりPCの操作に興味が移ってしまったり、授業を早く終わらそうと勝手に1.5倍速にしようとしたり・・・。(←バカ
まぁ、まだオンライン学校1年生!という感じですね・・・。
オンライン学校に慣れるまでは、親が先生代わりになって、「授業中はこうやるんだよ」と教えるところから始めましょう!
PCの操作を教えてあげる(まぁ、これはすぐ覚えます)こと、動画授業の内容に合わせて停止や再生をすること、ノートを取ること、問題を解くこと、それぞれのタイミングで親がサポートして、オンライン学習での授業の受け方を教える必要があります。
1ヶ月もしないうちに子供も慣れて自分でできるようにはなると思います。
でも、初めは確実に親のサポートが必要です。
子供がオンライン授業に慣れるまでの間は、親が一緒に授業を見て、操作し、声掛けをすることをおすすめします。
算数の理解チェックを行うこと
スタディサプリの授業は分かりやすいですが、算数のテキストの問題数は少な目です。
理解度をチェックする意味も含めて、別にドリルなどを利用しましょう。
(ネットで無料公開されているドリルで十分です。)
国語は漢字学習を別にする
スタディサプリの国語は、文章を読み解く問題がメインです。
しかし、小学校の間の国語は「漢字」を覚えることが結構重要になってきます。
国語は漢字学習(ドリルをやる等)の時間を別に設けるほうがいいでしょう。
オンライン学習を親がサポートできないなら、無理して国語のオンライン学習を自宅学習に取り入れることはありません。
漢字だけをやらせるだけでも、十分だと思います。
親のタイプ別オンライン学習の取り入れ方
我が家は、親であるゼニー簿が現在絶賛無職で、ガッツリと子供のオンライン学習に付き合うことができます。
でも、そういう親ばかりではありませんよね。
リモートワーク中で軽いサポートは可能な親、働いていて日中はサポートの時間が取れない親・・・色々います。
親のタイプ別のおすすめのオンライン学習の取り入れ方を紹介します。
日中働いている親の場合
自習が身についている子以外は、オンライン学習をいきなり一人でやらせるのは無理だと思ってください。
だから、欲張らずに初めは1教科1コマから始めましょう。
まず、親の休日に一緒に動画授業を見て、PCやタブレットの操作して動画を見る方法、動画を止めて問題をやるタイミング等を親がやりましょう。
何回かやっていると、子供もどのタイミングで問題を解くのか、黒板を書き写すのか、動画を止めるのか、分かってきます。
一通りの流れを子供がつかめたら、朝の出勤前に問題の解説の部分だけ一緒に見て、後は子供にやらせる・・・と段々と子供にやらせることを増やしていくのです。
小学生の高学年ならある程度で自分でできるようになるはずですし、1教科に絞って欲張らなければ、小学4年生でも自分でできるはずです。
(ただし、帰宅後にちゃんと理解しているか等のチェックは必要です)
あとは子供にオンライン学習の習慣がつけば、増やしていけばいいだけです。
長女の時はこの方法で乗り切りました。
ある程度サポートできる親の場合
ある程度サポートできる親の場合は、2教科ぐらいに絞って自宅授業計画を立てましょう。
できることなら、子供がオンライン学習をやっている部屋で一緒に仕事をやるほうがいいでしょう。
まず最初は一緒に動画授業を見て、PCやタブレットの操作して動画を見る方法、動画を止めて問題をやるタイミング等を親がやります。
何回かやっていると、子供もどのタイミングで問題を解くのか、黒板を書き写すのか、動画を止めるのか、分かってきます。
一通りの流れを子供がつかめたら、問題の解説部分だけ親が一サポートし、問題を解いている間は親は仕事する・・・というように子供に主導権を移していきます。
子供はすぐに質問できる環境(親が目を光らせている環境ともいう)があれば、初めこそ大変ですが、だんだん自分のペースで勉强できるようになります。
勉强の遅れは、家庭でフォローするしかない
小学校が休校になって1ヶ月ぐらいはのんびり構えていましたが、休校も長びきそうで、親として少し危機感をもっています。
9月を新学期にするという案もニュースになったりしていますが、9月にコロナが収束しているのかも分かりませんしね。
遅れている勉强はどうするのか、手をこまねいていても仕方ありません。
今の公立小学校のやり方でほっておいたら、休校中も勉强を進めている子といない子の差が広がるばかりです。
自分でできることからやっていくしかないな・・・と思い、スタディサプリを利用したオンライン学習で自宅授業を始めました。
一方通行の受け身授業になる自宅でのオンライン学習は、子供が慣れるまでは大変です。
でも、親がイチから勉強を教えることを考えれば、勉强を上手に教えてくれるオンライン学習教材があるだけで、精神的にもめちゃめちゃ楽です。
親はサポート部分だけで済みますからね。
もちろん、うちのやり方がベストではありません。
勉強を進める方法は色々あると思いますので、1つの参考としてしてください。
早く安全に安心して学校が再開される日がくればいいですね!
紹介したスタディサプリは下記からキャンペーンコードを入力すれば、休校中の今ならテキスト5冊無料でもらえます。
(※ただし、休校で申し込みが殺到しているので、入荷は5月中旬になるようです)