家を建てる際の「土地探し」は、
素人にとっては分からないことだらけで難しいものです。
ただ、1つ言えることは「ハウスメーカーに頼る」と失敗します。
焦らないで自分で勉強しながら
ゆっくり時間を掛けて「土地を探す」こと。
これが、失敗しないコツです。
今回は自分で土地探しをする方法を
「公売」で土地を購入した経験者ゼニー簿が教えます。
なぜハウスメーカーに頼ると失敗するのか
ハウスメーカーが土地探しに協力する目的はなんでしょうか?
そうです!「家を建ててほしいから」です。
ハウスメーカーは「土地探しのプロ」ではなく
「家を建てるプロ」です。
ハウスメーカーの場合、土地の情報は、
不動産屋からもらっているので
新しい物件や、お宝物件の情報はありません。
それに、ハウスメーカーさんから土地の情報をもらった場合
そのハウスメーカーさんで「家を建てる」ことが
大前提になってしまいます。
他のハウスメーカーさんや工務店を比較して頼むことが
難しくなってしまいます。
すでに「ここのハウスメーカーさんで家を建てる」と
決めている人以外は、やめておいたほうがいいでしょう。
自分で土地探しをする方法→公売物件
ネットで探したり、不動産屋に土地探しを依頼する他にも、
土地を探す方法はあります。
自分で土地を探す方法は3つあります。
- 公売物件を探す
- 地主を調べて、直接交渉する
売地になっていなくても、いい物件があれば
法務局で土地の所有者を調べて直接交渉する。
(売買が決まれば、不動産屋を仲介させる。) - 競売物件を落札する
1から3に下がるに従って
ちょっと難易度があがります。
しかし、一般の人がなかなかやらない分、
いい物件をお得に購入できる可能性は高くなります。
公売と競売の違いとは?
公売と競売の違いは、主催者が「誰か?」という違いです。
国税局などの官公庁が売却するのが「公売」
裁判所が売却しているのが「競売」です。
公売 | 競売 | |
主催 | 国税局 官公庁 地方自治体 | 裁判所 |
情報公開先 | 各主催者 インターネット | 裁判所 インターネット |
価格 | 市場価格の7割ほど | |
難易度 | 易しい | 難しい |
備考 | 仲介手数料が不要 | 建物の場合は、債務者が居座っている可能性あり |
どちらも市場価格の約7割ほどで購入が可能で、
とてもお得な値段で土地を購入できます。
地主を調べて直接交渉するには
ゼニー簿が買った土地の隣の人は、
「地主を調べて直接交渉した」と聞きました。
「売地」の看板や不動産屋に情報が出ていなくても
欲しい土地があれば、地主に直接交渉すればいいのです。
法務省で土地の所有者を調べて、
直接お願いしたということですが、
やはり「売りたくない土地をを譲ってもらう」訳ですから
相手の言い値になる可能性が高いです。
また、売買に関しては不動産屋に仲介してもらうほうが安心です。
しかし、その分仲介手数料が取られます。
地主との直接交渉は1つの方法ではありますが、
市場価格よりは高くなる可能性が高いことは覚悟しておきましょう。
公売で土地探しして、落札しました!
ゼニー簿は「1」の公売物件で土地を購入(落札)したので
それまでの経験を紹介します。
焦らず土地探しを。公売、競売物件を常にチェック!
焦らず自分の欲しい場所の物件が出ていないかを
常にチェックしていました。
公売、競売に便利なサイトはこちら。
当時は東北に住んでいたので、
東北財務局の国有財産の売却物件を常にチェックしていました。
1年ほどで条件にピッタリの土地が公売に出たので
入札に参加しました。
公売は市場価格より安く土地を手に入れられるというメリットの他にも
他にもたくさんのメリットがあります。
財務局管轄の国有剤財産の公売のメリット
- 市場価格より安い(約7割ほど)
- 占有者とのトラブルがない(立退き等)
- 値段は自分で決められる(落札できるかは別)
- 売買手続きを財務局がやってくれるので手数料が要らない
- 売買仲介手数料がない
財務局管轄の国有剤財産の公売のデリット
- ローンが使えない(入札額の現金を用意する必要がある)
一括で払える資産をもっていたゼニー簿としては
ローンを組む必要もないので、デメリットはなく
格安で土地を手に入れることができました。
他にも入札者した業者が3社いましたが、
業者は利益を考えた価格で入札してくるので、
よほど無理な価格で入札しなければ、
個人が勝つ可能性が高いと思います。
ゼニー簿の計算では、業者より50万ほど高めに入札しました。
(どれぐらいの差があったのかは公表されません)
焦らずに資金をためながら、土地探しを!
土地は、高い買い物です。
焦らずじっくり探すことをおすすめします。
特に公売などでは出る物件が少ないので、
焦らずにじっくり情報を待つしかありません。
そして、その間にとにかく節約して、
現金即決払いを目指して、お金を貯めることです。
持ち家の経済的リスクを少しでも減らすためにも、
やはりローンの金額は少しでも減らす方がいい。
焦らないで自分で勉強しながら
ゆっくり時間を掛けて「土地を探す」こと。
そして、その間に少しでも資金を増やしておくこと!です。
ゼニー簿のがっちりお金を貯める方法も参考にして下さいね。