投資初心者には、リスクの少ない投資法として「インデックス投資」をおすすめしています。
簡単なのに知られていないお金の増やし方(インデックス投資とは)
ただし、インデックス投資で儲けを出すには「長期運用」が大前提。
短期運用ではリスクが高いので、余裕資金で20~30年の長期投資が必要です。
今回はなぜインデックス投資には長期運用が必要なのかをお話します。
インデックス投資は世界成長に投資するもの。数年で結果は出ない!
上の表は各国のGDPを表したものです。
インデックス投資は、世界の経済成長に投資するものですので、数年ぐらいの短期間での成長はほとんどありません。
逆に10年ぐらいの短いスパンでは、不景気で成長が鈍化することもあります。
でも、1990年から2015年という25年ぐらいの長期で見ればかなり成長していることがわかります。
それぐらい経済の成長は緩やかで、今年と去年の差なんてあまり分からない。
でも、20年前には自動運転の車なんてなかったし、shiri やgoogle が音声で質問に答えてくれるなんて想像できませんでしたが、今はそれぐらい技術が発達しています。
長期的に見れば、経済は確実に成長しているのです。
インデックス投資は短期では勝てない。
インデックス投資は長期の運用が必要。
短期投資は、インデックス投資に向かない
下記は、NYダウの20年チャートです。
赤色の線を見れば、20年で確実に株価が上がっていることがわかると思います。
逆に「短期投資には向かない」「短期では勝てない」投資法だともいえます。
下記は、2000~2005年を拡大したものです。
2000年から2005年の5年間は株価はほとんど変わりませんよね。
というか、2003年頃には経済は落ち込んで谷線のようになっています。
また、上がり下がりを繰り返して、ギザギザの線のようになっていることが分かります。
この間の5年ぐらいの短期投資だった場合は、確実に負けることになります。
もしあなたが投資に対して、一攫千金を夢見ているのならインデックス投資はやめておいたほうがいいでしょう。
インデックス投資は長期的にゆっくりとした成長利益を得るための投資ですから。
インデックス投資家は、株の上がり下がりに惑わされない
株は上がれば、下がる日もあります。
経済とは上下のギザギザ線を描きながら、ゆっくりと上向きに成長していくものなのです。
それに投資するのがインデックス投資。
だから、日々の株価に一喜一憂する必要はありません。
今日下がっていても、明日も下がっても、1週間連続下がろうが、20年後には2倍になっている可能性もある!!
そんな長期的な投資!それがインデックス投資です。
20年以上必要のない余裕資金で投資を!
インデックス投資を「長期的」スパンで行うには、やはり余裕資金で投資することが大切です。
生活防衛資金を先に用意し、できれば20年以上は引き出す必要のない余裕資金で行いましょう。
強制的に60歳まで引き出せない個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)を利用するのも、おすすめですよ。