会社を突然クビになって無職になった。
無職の場合、個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)はどうするべきか?
決めるポイントは、「これから再就職するか(収入を得られるか)?」です。
これからも、無職が続くなら個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)の積立はやめて、運用指図者の手続きを取りましょう。
働いているなら「個人型確定拠出年金」が絶対にお得!
ここで言う「働いている人」は、「所得税を払っている人」のことです。(扶養内で働いている人ような、パートとは違います)
所得税や住民税を払っている人には、圧倒的に「個人型確定拠出年金」がお得です。
なぜなら、「1年間で積み立てた金額」が全部「税控除の対象」になり、節税効果があるからです。
税金を払っている人なら、この税控除だけで年利15%で運用できる計算になるんですよ。
収入が多い人はもっとお得になります。
年利15%!?老後のお金を貯めるなら確定拠出年金(iDeCo)がいい理由
無職には、iDeco(イデコ)のメリットはない!
では、無職の場合、個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)のメリットがあるのでしょうか。
無職ということは、収入がないということです。
もちろん、収入がない人は、税金も払う必要がありません。
(ここでいう無職に、不動産のオーナー等の収入がある人は含みません。)
個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)は「節税」が最大のメリットです。
当然ですが、税金を払わなくていい無職には、メリットがありません。
無職で個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)を始める意味は全くありません。
いきなり無職になったら、個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)をどうするべき?
すでに個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)で運用していたのに、無職になった場合はどうするべきか。
ゼニー簿も「60歳まで個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)で運用する」と思っていたのに、ある日会社を突然クビになりました。
そう。人生の計画と狂うことだってあります。
病気や怪我、会社の倒産・・・突然無職になった場合、個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)はどうすればいいんでしょうか?
選択肢は2つあります。
無職の個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)フローチャート
現状の生活費の問題、将来の就職の問題をどうするかによって、個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)をどうするかは違います。
下記の質問に答えてください。
A 生活に不安があるなら、iDeco(イデコ)積立を停止!
再就職の意志はあっても、今の生活費に不安があるようなら、すぐに個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)の積立を停止しましょう。
個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)は年金ですから、お金に困っても引き出すことができません。
60歳まではお金は下ろせないのです。
今の生活に不安があるまま積み立てるような制度ではありません。
ましてや、無職なら節税のメリットもないのです。
今すぐ積立を停止して、「運用指図者」になる手続きを取りましょう。
個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)の積立停止手続き方法(運用指図者になる手続方法)
再就職して、また生活に余裕が出たら再開の手続きをとればいいのです!
A 再就職の予定がないなら、iDeco(イデコ)積立を停止!
病気や怪我をきっかけに、現役引退を考えている人だっていますよね。
再就職など、これから収入を得る予定がないなら、個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)の積立を停止しましょう。
個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)のメリットは節税ですから、税金を払わない人には意味がありません。
今すぐ積立を停止して、「運用指図者」になる手続きを取りましょう。
個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)の積立停止手続き方法(運用指図者になる手続方法)
B 再就職の予定があるなら、そのまま個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)を続けよう!
再就職の予定があって、生活費に余裕があるなら、個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)を続けよう。
同じ年内に再就職すれば、個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)に積み立てた分は税控除になるのだから。
もちろん、再就職が長引くことを考えて、積立金額を最低金額5000円にしてもいいと思います。
とにかく、再就職を考えているなら、いつ就職してもいいように積立を続けていたほうが得です。
あ、そうそう。
会社をやめたら、年金は2号から1号に変更になるので、イデコも手続きが必要ですよ。
会社を辞めたら(退職したら)やるべき個人型確定拠出年金の手続き
無職でも個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)を続けたよ!
ゼニー簿もある日突然、会社をクビになって無職になったことがあります。
自分では人生でそんな予定を組んでいなかったので(当然か。笑)、色々と大変でした。
会社都合の無職ですから、すぐに雇用保険も出ましたが、もらえるお金は給料より下がります。
生活防衛資金をきちんと貯めていない人は、ツライと思います。
ゼニー簿の場合は、当然生活防衛資金として2年分の現金は準備していましたし、再就職の意志はありましたのでそのまま積立を続けました。
今は再就職も決まり(週4パートですが)、税金を収める立場に戻ったわけです。
でも、個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)を続けているので今年も税金がかからない計算です。
というか、個人型確定拠出年金iDeco(イデコ)などの税控除を計算して、ギリギリ非課税でいられる範囲で働いているんです。
払う税金が少ないと、他にも得できる事が多いんですよ。